「SORACOM Discovery 2026」展示ブースレポート第2弾
通信からモジュール、ゲートウェイ、デバイス開発まで ―― IoTビジネスを加速させるソラコム・パートナーの実力
JENESIS:SORACOMサービスで作る「Edge IoT」製品
続いてはIoTソリューションの開発・製造受託(ODM)を手掛けるJENESISだ。SORACOMサービスを活用した様々なODM製品や自社開発製品が数多く展示されていた。
オールインワン型のIoTデバイス「GPS + Beacon Edge Unit SORACOM Edition」はソラコムとの共同開発製品だ。位置情報や温湿度の環境センシング、加速度センサー、BLEビーコン通信など、IoTに必要な基本機能を1台に集約。SORACOMのSIMを挿すだけでデータ収集を手軽に始められ、SORACOMサービスを組み合わせることでデータ利活用の仕組みまで構築できる。
同デバイスは、京セラが提供していた「GPSマルチユニット」の後継機的な位置付けであり、IoTプロジェクトにチャレンジする企業が低コストで検証できる汎用機としての役割も担っている。SORACOM IoTストアで購入できるほか、JENESISが自社ブランド向けの専用デバイスとしてカスタマイズ開発を請け負うことも可能だ。
その他にも、JENESISが設計から製造、保守サポートまでを担当したMIXIの「みてねおもいでフォトフレーム」なども展示。子どもの写真・動画共有アプリ「家族アプリ みてね」の思い出を自動投影するデジタルフォトフレームだ。このようなJENESISのODM開発の実績は600機種を超え、小ロット生産から顧客の要望に細やかに寄り添う“伴走力”を強みとしている。
センチュリー・システムズ:現場で判断するエッジAI・IoTゲートウェイ
最後に紹介するのは、産業向けのIoTゲートウェイを手掛けるセンチュリー・システムズだ。同社のデバイスは、堅牢な筐体設計とSecure-by-Designのセキュリティを備え、長期供給・長期サポートを含む高い事業継続性を強みとしている。
目玉として展示されていたのが、2026年6月に提供開始した同社初のエッジAI対応IoTゲートウェイ「FutureNet MA-X420/L-N」だ。NPU(Hailo-8L)による推論処理とCPUによる映像処理を組み合わせ、産業用途で求められるリアルタイム性と省電力性を両立したエッジコンピューティング環境を構築できる。カメラ・センサーのAI解析による外観検査や遠隔監視に加え、設備の異常検知・予知保全など、幅広いAI活用のユースケースに対応可能だ。
他にも、セキュアエレメント搭載、海外対応、耐環境性など、多様な要件に応えるIoTゲートウェイの豊富なラインアップを揃える。また、ソラコムとの連携として、SIMを差し込むだけで「SORACOM Harvest Files」上のファームウェアや設定情報が自動ダウンロードされる「SORACOMブート」機能も、主力シリーズで標準サポートしている。
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