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業務を変えるkintoneユーザー事例 第303回

事務作業の削減と業務の見える化で“本来の仕事”を取り戻す

市民の命につながる業務改善 舞鶴市・消防本部が“現場第一”のkintone活用で変えたもの

2026年03月24日 16時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp 撮影● 大谷/TECH.ASCII.jp

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事務作業を減らし、命を守ることが消防本部の仕事

 kintoneにより事務作業を効率化して、業務の見える化まで達成した消防本部。結果、kintone導入前には1回あたり約5分かかっていたデータ入力作業が、約2分にまで短縮。1日あたり30件ほどの入力機会があるため1日では約90分、1年では約550時間の業務削減につながる計算だ。

1日約90分、1年で約550時間の業務削減に

 効率化により生まれた時間は、訓練に充てられている。「私たちは、日々、訓練をして知識や技術を更新し続ける必要があります。事務作業で捻出できなかった訓練時間を取り戻せたことで、現場力が底上げされました」と塩田氏。

 ここまで成功した要因は、徹底的な“現場主義”だったという。隊員の声に耳を傾け、機能の足し引きを繰り返し、開発者視点の意見はすべて排除した。「こうした姿勢で、kintoneは現場で使えるツールへ進化した」(飯尾氏)といい、一部の隊員が使うツールから、今では本部全体の基幹システムへと成長している。今後は、日々の入力が国への報告にまでつながる「業務総合管理システム」の実現を目指していく。

今では消防本部のアプリ数は70を超える

 飯尾氏は、「kintoneで業務を効率化して、訓練時間を確保することが、最終的には市民の命を守ることにつながります。時間を減らし、命を守ることが私たちの仕事です」と締めくくった。

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