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第19回 アスキー編集部が「Backlog」で仕事を楽しくしてみた

“ゆるいチーム”ではない「心理的安全性の高いチーム」づくりのポイント

若手も控えめなメンバーも積極的に発言、そんな“風通しの良いチーム”を作るには?

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

提供: ヌーラボ

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チームの心理的安全性を高めるために、具体的な指針/ルールを作ろう

 チームの心理的安全性を高めるためには、メンバー全員が「多様な意見を尊重する」「建設的な議論/対話を意識する」「失敗やミスを責めない」といった姿勢を共有していかなければなりません。ただし、より具体的な指針やルールを決めないと、メンバーには浸透しづらいと思います。

 たとえば、次のような指針/ルールを決めて共有し、チーム内での日々の行動基準にしてもらうのがよいと思います。

■自分とは異なる意見も、まずは「肯定」から入る:
 チーム内における意見の多様性を尊重しなければ、新たなアイデアは生まれてきません。自分とは異なる意見だとしても、まずは肯定できる点や意見が一致している点を見つけ、そのうえで課題や改善点を指摘するルールにします。こうすることで、建設的な議論につながりやすくなります。

■発言機会と情報は全員に与える:
 「多様な意見があるほうが良い」ことを前提として、すべてのメンバーに発言してもらうよう促します。最初は「発言しにくい」と感じている人も、何かひと言話すきっかけがあれば、心理的ハードルがグッと下がります。リーダーからアイスブレイクの話(業務以外の話でも構いません)や議論への感想を求めたり、ホワイトボードツール(Cacooなど)やチャットなどに書き込んでもらったりと、発言を促す仕組みを作りましょう。

 また、議論に必要な情報はメンバーがいつでも参照できる形でまとめておく、メンバーからの質問は「積極的な関与姿勢の表れ」と考えてすぐに回答するなど、メンバー間の情報ギャップをなくす姿勢も持ちましょう。

■失敗経験は「学びの素材」として活用する:
 失敗やミスをしたメンバーを責め立てるのは、チーム全体の「積極的にチャレンジする気持ち」をそぐ行為です。むしろ、メンバーの失敗経験は「学びの素材」になると前向きにとらえ、同じ失敗を繰り返さないためにチーム内で共有して活用するくらいの“タフさ”を持ちましょう。

■感謝や称賛の気持ちは「可視化」する:
 タスク完了の報告だけではなく、建設的な議論につながる発言、失敗経験の共有など、チームやプロジェクトを良くするためのメンバーの行動に対しては、感謝や称賛の気持ちを忘れずに伝えるようにしましょう。「ありがとう」「よくやった!」のひと言でも十分です。メンバーが「誰かが見てくれている」「自分も貢献できている」と感じられるチームにしていくことが大切です。

 このほかにも追加できる指針はあるかもしれません。ただし、数が多くなると覚えきれませんから、“5つの指針”くらいに抑えておくのがよいと思います。

* * *

 最後に挙げた指針は、リーダーだけでなくメンバー全員が実践していく必要があります。その具体的な一歩として、日々のコラボレーションに使っているBacklogも活用できるはずです。たとえば、「チームの指針を明文化して『ドキュメント』に載せ、いつでも参照できるようにする」「感謝や称賛の気持ちを、コメントやスターで気軽に伝える」といった工夫から始めてみてはいかがでしょうか。

 先日リリースされたばかりの「Backlog AIアシスタント」も活用できるでしょう。コメント欄で意見が対立しているような場合は、AIアシスタントの客観的な視点から議論を整理してもらい、意見の一致点を見つけて打開策を探ることができそうです。

 また、失敗やミスのあったタスクについても、AIアシスタントに「失敗の背景」や「改善策」などをレポートとしてまとめてもらえば、チームの「学びの素材」として活用できると思います。

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