ASCII Power Review 第307回
NFCに5Gモデムも内蔵です
キーボードにペン・マウスまで付属で7万円台のAndroidタブレット「Blackview MEGA 12」実機レビュー
2026年02月16日 00時01分更新
近頃のタブレットは、ペンが付属するモデルは珍しくない。その一方で、キーボードカバーまで標準で同梱されるケースは非常にまれである。多くの場合は別売り。一部メーカーでは、予約特典として入手できるかどうかといった扱いとなっている。
Androidタブレット「Blackview MEGA 12」は、ペンやキーボードカバーだけでなく、マウス、イヤフォン、さらには保護ガラスまで同梱。アクセサリーを別途入手することなく、購入してすぐにタブレットとしても、2 in 1 PCとしても活用できるお得な構成なのだ。
それでいて直販価格7万3400円(キャンペーン価格6万2500円)と、コスパもイイ。今回は、このフルセットAndroidタブレットの実力と、付属アクセサリーの使い勝手をチェックしていこう。
IP6Xの防塵、IPX9Kの防水性能を備えた
タフネスタブレット
「Blackview MEGA 12」はOSにAndroid 16ベースの「DokeOS_P 5.0」、プロセッサーに「MediaTek Dimensity 7200」を採用。メモリーとストレージの組み合わせは12GB/256GB、16GB/512GBの2種類を用意。microSDメモリーカードによりストレージを最大2TBまで増量できる。
ディスプレーは12.2インチ2.4K IPS液晶で2400×1600ドット、約236ppi、3:2、350ニト、120Hz、視野角178度だ。サウンド機能も充実しており、4スピーカーシステムが採用されている。
カメラはリアに50MP(F1.8)、フロントに13MP(F2.0)を装備。マイクは横持ちした際の上面に1基内蔵されている。
インターフェースはUSB Type-Cに、カードスロットはmicroSDメモリーカード+nanoSIMカードまたはnanoSIMカード×2、キーボードカバー専用金属接点を搭載している。ワイヤレス通信は5G、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3をサポートしている。
本体サイズは280.2×194.2×8.2mm、重量は690g。背面はファイバーグラス製で、カラーはフラッシュゴールドとスペースグレーの2色を用意。バッテリーは10000mAhを内蔵。バッテリー駆動時間は非公表だ。
本製品の注目点がタフネス性。IP6Xの防塵、IPX9Kの防水性能を備えており、水深1.5mで30分、360度の多角度高圧水噴射、85℃の熱湯などに耐えると謳われている。またワンプッシュでスピーカーモジュールを振動させることで、侵入した水やホコリを排出する機能も備えている。
付属のマウスは、Bluetooth接続とUSBドングル接続の2方式に対応。ただし、USBドングルはType-A形状のため、MEGA 12本体に直接接続できない。また本体とは異なり、このマウスには技適マークが存在していない。そのため、日本国内で使用すると電波法に抵触する可能性があるので要注意。
キーボードは実用性の高い仕上がり
カメラも予想以上の画質だ
それでは実際の使い勝手をチェックしていこう。まずはキーボードカバー「Magcover Keyboard」だが、操作性はかなり良好だ。キーピッチは実測で約19mm、キーストロークも約1.2mmが確保されており、薄型キーボードながら心地いい打鍵感を備えている。
打鍵音も比較的低めに抑えられており、静かな環境でも使いやすい(もちろん底打ちしないなどの一定の配慮は必要)。
タッチパッドは約104×52mmと余裕のあるサイズで、ストロークは浅めだが、クリック感は小気味いい。入力モードはCtrl+Spaceキーで切り替え可能だ。Androidタブレット用キーボードとしては、実用性の高い仕上がりである。
カメラはリアに50MP(F1.8)、フロントに13MP(F2.0)を搭載している。ただリアカメラの見た目が装飾過剰で、一見3つのカメラが搭載されているように見える。説明書にはリアにあるのはカメラ(50MP)、フラッシュ、アンビエントライトと記載されている。いずれにしても超広角や望遠カメラは搭載されていないので、その点は注意してほしい。
カメラの画質については、リア、フロントともにかなり良好というのが率直な感想だ。リアカメラは解像感が高く、発色も自然。細部までしっかり描写できている。
フロントカメラもピントがきちんと合っており、肌の質感に不自然さは感じられない。しいて挙げるなら、フロントカメラでは暗部ノイズがやや気になるぐらいだ。いずれにしても、この価格帯のタブレットに搭載されるカメラとしては、満足感の高いクオリティーである。
速度はアッパーミドルクラスの性能
幅広いシーンで快適に使える
最後にパフォーマンスをチェックしていこう。今回ベンチマークを実施するにあたり、バッテリー設定はパフォーマンスモードを有効にした。このモードでは消費電力は増加するものの、CPU、GPUのクロック周波数が引き上げられ、本製品が持つ最大パフォーマンスを発揮する。
さて気になる結果は下記のとおりだ。
・「AnTuTu Benchmark V11」
総合スコア:978532
CPU:369763
GPU:160388
MEM:169111
UX:279270
・「Geekbench 6」
Single-Core Score:1114
Multi-Core Score:1114
GPU OpenCL Score:3560
GPU Vulkan Score:3419
・「3DMark」
Wild Life:4407
・「Geekbench AI」
Single Precision Score:411
Half Precision Score:1631
Quantized Score:2618
本製品はMediaTek Dimensity 7200/RAM12GB搭載Androidタブレットとして、順当なパフォーマンスを発揮している。
AnTuTu Benchmarkでは総合スコアで約98万と、CPU、GPUともにアッパーミドルクラスの性能だ。また、3DMarkのWild LifeやGeekbenchのGPUスコアからも、一般的な3Dゲームを中画質設定で実用的に動かせる性能を備えている。
総合すると、本製品は一般用途を中心に、幅広いシーンで快適に使えるバランスの取れた性能を備えている。
「Geekbench 6」のSingle-Core Scoreは1114、Multi-Core Scoreは2704、GPU OpenCL Scoreは3560、GPU Vulkan Scoreは3419
実アプリでの動作速度は、3DアクションRPG「原神」で検証した。デフォルトで設定される「画質:低」であれば、動作は非常にスムーズ。「低画質」とはいえ、クオリティーは十分に確保されており、プレイ中に不満を感じるほどではない。最高画質設定での快適動作は難しいだろうが、AAAクラスのタイトルを実用的にプレイできる性能を備えている。

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