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週刊つぶやき流行語総研 第208回

2025年1月～11月にX／Twitterで注目された「アニメ」ワードをチェック

2025年のXで流行したアニメワードは3位鬼滅、2位ガンダム、1位は820万回超で……

2025年12月30日 18時00分更新

文● せきゅラボ

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2025年のX（Twitter）で話題になった「アニメ」ワードランキングをチェック！

©創通・サンライズ　(C)吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable

ジークアクス、ガンダム、鬼滅の刃がベスト3！

　国内エンターテインメントに関連するX／Twitterの全ポスト（ツイート）データから、せきゅラボが注目する流行ワードをランキング形式で紹介します。今回は2025年1月から11月までのポストデータをもとに、「2025年アニメワード年間ランキング」を大公開！

せきゅラボ注目の「アニメ」関連ワード　2025年
ワード ポスト（ツイート）数
1 機動戦士Gundam GQuuuuuuX 826万1422
2 機動戦士ガンダム 791万7718
3 鬼滅の刃 729万9923
4 ONE PIECE 579万5753
5 ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ 378万4629
6 名探偵コナン 361万0453
7 ラブライブ！スーパースター!! 324万0294
8 忍たま乱太郎 280万2046
9 ハイキュー!! 275万5813
10 僕のヒーローアカデミア 271万3189

3ヵ月限定のお祭り騒ぎが1位に！

　1位は「機動戦士Gundam GQuuuuuuX（ジークアクス）」。わずか1クール、3ヵ月間のみ放送された作品とは思えぬポスト数ですが、実際は1月公開の先行上映版から約半年間にわたって話題を提供し続けています。

　ガンダムシリーズ最新作にして宇宙世紀のifを描くという驚きの仕掛けで視聴者を魅了しました。「知ってるけど知らない」一年戦争パートや、過去作のオマージュに満ちた展開の連続で、Xでは最新回が放送されるたびにお祭り騒ぎ。アニメから離れていたファーストガンダム世代も取り込んで、膨大な投稿数を生み出しました。

　投稿者の年齢層は20代～30代男女、そして40代男性がメイン。ロボットアニメにもかかわらず女性が多い理由は、「緑のおじさん」のインパクトが少なからず影響していると思われます。ただし、ガンダムは初代から女性の人気に支えられているシリーズでもありますので、異例というほどではありません。

　なお、盛んにリポストされた投稿は、制作スタッフが担当回放送後、イラストとともに視聴者に感謝を伝えるものが多かったのも印象的です。

　2位は「機動戦士ガンダム」。1位のジークアクスがファーストガンダムの仮想戦記と言える作品だったこともあり、上位2つのワードが絡み合って互いのポスト数を増幅させた感があります。

　秋にはNetflix独占配信の3DCG作品「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」、そしてガンダム生みの親・富野由悠季監督が手掛けた小説「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の映画化第2弾も発表され、ジークアクスに代わる新たな波も生まれました。

　3位は「鬼滅の刃」。物語がクライマックスを迎える無限城編の映画化ということもあって封切り前から大きな話題となっており、7月の公開直後から凄まじい勢いで観客動員数と興行収入が伸びていきました。また今回は、2020年の無限列車編以上に海外での興行規模が大きく、世界的な人気作として10代から40代までまんべんなく投稿者が広がっていることが特徴でしょうか。

　なお、最もリポストが多かった投稿は、映画の盗撮動画をネットに流出させている著作権侵害行為への警告を発表した公式のものでした。

　ちなみに、2023年と2022年の1位はどちらもONE PIECEでした。今年は4位でしたが、2026年はNetflixの実写版ドラマ2期が春に始まりますのでポスト数の上昇が見込まれます。

日本映画初の1000億円突破！

　1位は「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」。2025年4月から6月までの期間でTVアニメが放送され大きな話題となりました。最終話放送後の6月25日には米津玄師さんのアカウントにて、本作のOP曲「Plazma」の特別MVが公開、動画内には最終話の映像が含まれることから動画タイトルに「閲覧注意」と記されていたことも注目を集め、4.7万リポスト、15万いいねを記録しています。

　2位は「機動戦士ガンダム」。映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」の予告PVが10月10日に公開され、4.9万リポスト、7.6万いいねと注目を集めました。本作は2026年1月30日に公開を予定しています。本投稿はフォロー＆RPキャンペーンも兼ねており、投稿数の増加にもつながっています。

　3位は「鬼滅の刃」。2025年7月18日より全国公開されている「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」の話題による投稿数増が大きかったようです。公開4日間で観客動員516万4348人、興行収入73億1584万6800円を記録し、11月中旬には日本映画史上初の全世界興行収入1000億円を突破するなどの盛り上がりを見せました。1000億円突破を発表した公式アカウントの投稿は表示回数1722.5万回、4.4万リポスト、22万いいねが付いています。

※ご紹介しているデータは、角川アスキー総合研究所が提供中の「Twitter解析サービス」を基にした内容です。本サービスでは、Twitter社と公式に契約して取得したエンターテインメントに関連する全ツイートデータから、独自の辞書データベースを活用して、高い精度で目的のツイートを抽出・分析することが可能です。当社とNTTデータ、東京大学喜連川研究室による独自の解析システムを用いて、ポジティブ・ネガティブの判定、性別や年代の推計もご提供できます。ご興味・ご関心をお持ちの方は下記よりお気軽にお問い合わせください。
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