アラクサラネットワークスとの共同開発プロダクト「FS-AX」の新モデル

400G対応予定のフォーティネット初「シャーシ型スイッチ」、日本市場に先行投入

文●福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 フォーティネットジャパンは、2025年11月13日、同社初となるシャーシ型スイッチ製品「FortiSwitch-AX9000Gシリーズ」を、グローバル展開に先駆けて日本市場で販売開始した。アラクサラネットワークスとの連携で2025年6月に立ち上げた新ブランド「FortiSwitch-AX(FS-AX)」シリーズのひとつとなる。

FortiSwitch-AX9000Gシリーズ(FS-AX9004G)(左:前面、右:背面)

 FortiSwitch-AX9000Gシリーズは、エンタープライズデータセンターや通信キャリア、キャンパスなど広域多拠点ネットワークの拠点スイッチとして最適化されたシャーシ型スイッチ製品。長期間の安定稼働を支える堅牢なハードウェア構成であり、多数のデバイス接続および大量トラフィック転送をサポートする。ネットワーク障害に対する高速な障害切替機能を備え、長期利用ニーズに応えるため、最長10年間の保守サポート(国内向け特別仕様)にも対応する。

 また、次世代ファイアウォールFortiGateをはじめとするフォーティネットの各種セキュリティソリューションと連携し、ネットワークとセキュリティの統合運用が可能になる。将来的には、AI搭載運用機能とも連携予定だ。

■FortiSwitch-AX9000Gシリーズ(AX9004G)の主なハードウェア仕様
スイッチング容量:12.8Tbps(25.6Tbpsもサポート予定)
インターフェース:100G、40G、25G、10G、5G、2.5G、1G(400Gもサポート予定)
PoEポート:10G/5G/2.5G/1Gポートで802.3af/at/bt type4に対応
ポート構成:100G/40G×最大128ポート、25G×最大192ポート、10G×最大200ポート
シャーシ構成:高さ11RU、Supervisor(SUP)×2枚、ラインカード×4枚

 なお、FS-AXシリーズは、ミッションクリティカルな業界や通信事業者に導入実績を持つアラクサラネットワークスのシャーシスイッチ技術や高可用性・高信頼性のアーキテクチャと、フォーティネットのネットワーク・セキュリティ技術を融合させた新ブランドとなる。