ファーウェイ通信 第255回
本格ダイビングウォッチとしての機能はさらに強化
これぞファーウェイ製スマートウォッチの最高峰! 「HUAWEI WATCH Ultimate 2」レビュー
2025年11月18日 12時00分更新
水深150mまでの本格ダイビング対応に進化!
水中でのメッセージ直接送受信など、新機能も追加
ここからは、HUAWEI WATCH Ultimate 2の最大の特長であるダイビング関連の性能と機能について見ていこう。
HUAWEI WATCH Ultimate 2は、水深150mまでの本格的なダイビングに対応。前モデルでは水深100mまでだったので、さらなる驚きの進化だ。一般的なレジャーダイビングでの最大水深は30メートル程度なので、一般ダイバーにとってはそもそもの100mですらオーバースペックとも言えるレベルかもしれない。しかし、この圧倒的な耐水性をもたらすテクノロジーにはビビっとくる人も多いのではないだろうか。
その耐久性は、13層の最適化された防水層と46箇所の防水経路からなる革新的な防水構造によって実現されている。その結果、腕時計の防水性能に関する国際規格「ISO22810」とダイビング機器の機能と安全要件を定めた欧州規格「EN13319」の両方で認証を取得し、安全性を確保している。
機能面では、ウォッチ単体でのソナーを使用した水中通信機能を搭載したことが目玉。スマートウォッチとしては史上初とのこと。これにより、HUAWEI WATCH Ultimate 2を装着しているユーザー同士で、水中であっても最長30mの範囲内でテキストや絵文字によるコミュニケーションが可能となる。
この水中通信機能では、最大64件の定型メッセージがプリセット済み。シンプルな操作でメッセージをやりとりして、お互いの行動を指示したり、生物の接近を知らせるなどのコミュニケーションが可能だ。緊急時には、本体左上のボタンを3秒間長押しすることで、仲間にSOSリクエストを送信する機能もある。このSOSリクエスト送信は1回まで転送できるなど、自らの身を守る用途にも活用できる。
HUAWEI WATCH Ultimate 2は多彩なダイビングモードに対応しており、それぞれのモードに適した専門的なデータを取得し、ダイビング中に一覧表示してくれる。また、安全なダイビングを担保するために、定番かつ信頼性の高い「Buhlmann ZHL-16C 減圧アルゴリズム」を採用。ダイビング中のデータを常時モニタリングし、危険がともなう急浮上など、20以上の状態に対するリマインダー機能を備える。
グローブ装着状態でも使いやすいリューズや水中でも見やすい画面UIなど、ハード&ソフト面でも安全性と快適性に配慮されている。
ダイビング以外のワークアウト機能も充実!
ヘルスケア機能は先進技術「HUAWEI X-TAP」を搭載
ダイビング以外のワークアウト関連機能ももちろん充実している。多くの要素については「HUAWEI WATCH GT 6 Pro」と共通のため、そちらのレビュー記事も参照いただきたいが(「バッテリー持ちはついに21日間 スマートウォッチ界の定番がさらに進化! ファーウェイ「HUAWEI WATCH GT 6 Pro」レビュー」)、ジョギングやウォーキングはもちろん、ゴルフや登山、トレイルランニング、スキーなど幅広い競技に対応。継続時間や消費カロリー、心拍数の変化などを記録可能だ。
ハードウェア面では、独自の「ヒマワリ型アンテナ」を採用したGPSは、運動中で体を動かしている状態でも測位衛星からの電波を確実にキャッチすることで、位置情報を正確に捕捉。正確なルート記録やルートナビが実現される。
ヘルスケア関連機能では、ファーウェイの最新技術「HUAWEI X-TAP」に注目だ。これは、圧力センサーと心電図(ECG)測定のための電極、PPG光電式センサーが一体化した新開発のセンサーモジュールで、HUAWEI WATCH Ultimate 2の本体右側面に搭載されている。
このHUAWEI X-TAPを利用する機能としては「Health Glance」が搭載されている。使い方はカンタンだ。ユーザーがHUAWEI X-TAPを指先で長押しすると、約3秒のカウントダウンの後に、Health Glance機能が起動。最初に心電図(ECG)を測定し、その後は心拍数や血中酸素レベル、皮膚温、ストレスレベルなどの項目を測定して、ユーザーの身体状態を総合的にチェックしてくれる。ここまでの所要時間は約60秒で、忙しい毎日でも続けやすい。
これ以外のヘルスケア関連機能では、統合機能「HUAWEI TruSense」システムが搭載されていて、睡眠や心拍数、血中酸素レベル、情緒、ストレスなどを24時間モニタリング可能だ。

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