AIの「コンテキスト不足」や「接続性の欠如」を解消

生成AIと300種以上の業務データを5分でつなぐ CDataから「マネージドMCP基盤」

福澤陽介/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 CData Software Japanは、2025年10月9日、生成AI・AIエージェントと業務データをつなぐクラウド型のマネージドMCPプラットフォーム「CData Connect AI」を提供開始した。ChatGPTやClaudeなどから、300種類以上のSaaS・アプリケーションへのセキュアかつリアルタイムなアクセスを実現する。

 CData Connect AIは、実業務での生成AI・AIエージェント活用における、業務データの「コンテキスト不足」や「接続性の欠如」といった課題を解決するプラットフォーム。

 わずか4ステップ、5分ほどでAIを各種業務データに接続でき、データの取得だけではなく、書き込みや特殊な操作(メールの送受信や会議の登録など)にも対応。元の認証・権限設定をそのまま継承して、アクセスログも記録、ガバナンスも確保して、セキュリティ上の懸念を解消する。

 ChatGPTやClaudeといったAIアシスタントから、Copilot Studio(AIエージェントビルダー)、LangChain(開発フレームワーク)まで幅広くサポート。対応するデータソースは、Salesforceやkintone、SAP、Google Sheets、Microsoft 365、Oracleなど、業務で利用される主要なCRM・SFAやERPなどが網羅されている。

 CDataでは、以下のような活用シナリオを挙げている。

・営業チームがAIアシスタントに「今月クローズ予定の商談状況をもとに、直近営業を行うべき重点顧客の分析・リストアップと訪問予定を作成して」と依頼
・マーケティングチームがAIアシスタントに「過去3ヶ月のメールマガジンの配信結果をもとに、CTRが良好な商材の分析とフォローアップメールの作成を行って」と指示
・財務チームがAIアシスタントに「基幹システムの売上データをもとに予実状況の更新と財務レポートを作成して」と依頼
・オペレーションチームがAIアシスタントに「ERPの請求データから未入金の状態の顧客をリストアップし、催促メールをドラフトして」と依頼

過去記事アーカイブ

2025年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
2024年
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2023年
04月
07月
08月
09月
10月
11月
12月