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ファーウェイ通信 第252回

空間オーディオや通話時のクリアな音声と、音質以外の部分でも魅力多数!

1万円台前半で強力ノイキャンな高コスパイヤホン「HUAWEI FreeBuds 7i」レビュー

2025年10月15日 11時00分更新

文● 加藤肇、ASCII 編集● ASCII

提供: ファーウェイ・ジャパン

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平均ノイズキャンセリング深度28dBの強力なANC機能を搭載
サウンド面や通話ノイズリダクションも進化

 最近のイヤホンで最も注目される性能はやはり“ノイキャン”だろう。この価格帯の製品としては非常に強力なANC機能を搭載しているのも、HUAWEI FreeBuds 7iの特長だ。

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注目のANCの部分を中心に見ていこう

 HUAWEI FreeBuds 7iでは、ANC機能の独自技術が進化し「インテリジェント・ダイナミック ANC 4.0」という名称が用いられている。ANC機能の中には音の周波数(音の高低)によって、若干得意不得意があり、特定のノイズはやや目立つという製品もないわけではないが、HUAWEI FreeBuds 7iはすべての周波数でのノイズキャンセリング深度は平均28dB。これは同クラスで上位級にあたり、フラグシップモデル並みの性能を実現しているという。特に人の聴覚で敏感な部分で前モデルから30%向上している。

 この性能を実現するための技術的な工夫は多い。イヤホン片側につき3つのマイクを搭載。周囲と外耳道内のノイズを捉えて、それを打ち消すための逆位相の音波を発生させる。さらにはノイズ波を効果的に吸収し減衰させるために、8mm2という大型のエアベントがある。また、イヤホンの中には使い始めてから、実際にANCが効果を発揮するまで若干時間がかかるものもあるが、約0.5秒と装着とほぼ同時という感覚で静かな世界を得られる。

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大型のエアベントでノイズを効果的に減衰させる

 HUAWEI FreeBuds 7iのANC機能が実際のうたい文句どおりの性能なのか、街中の実用シーンを想定して試用した。まずは地下鉄での移動中。ANC機能をオンにするとモーターなどの低音のノイズがスッと消えて、音楽や動画の世界にすぐに浸れるようになる。駅到着を知らせる車内アナウンスは聞きとれるものの、その存在感は薄い。それでいて必要な情報を完全に聞き逃すこともなく助けられた。特に音量を上げなくても音楽を楽しめるので、トラブルの元になりにくいという印象。通勤・通学時に音楽を聴いたり、動画を見るのが習慣になっている人にはマッチしそうだ。

 次に、すぐ隣の席でも会話が続く、騒がしいファストフード店内での利用。ANC機能をオンにした瞬間に、話し声や店内BGM、厨房の作業音が一体になったガヤガヤ音がほぼ聞こえなくなった。音楽でも動画でも細部までしっかり聞き取れるほか、イヤホン自体は無音状態にしても静かな環境が得られるので、PC作業や読書に一瞬集中したいケースには特に重宝しそうだ。

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騒がしい場所で集中して作業するためにも便利に使えそうだ

 HUAWEI FreeBuds 7iは、左右/前後/上下という3次元的な音の広がりを楽しめる「空間オーディオ」に対応している。音楽はもちろん、映画やゲーム、スポーツ中継などでも、臨場感と没入感にあふれたサウンド体験が可能だ。イヤホン本体に6軸ヘッドモーションセンサーを搭載しており、ヘッドトラッキングにも対応している。

 この空間オーディオは基本的にすべての音源などで利用できる。機能をオンにすると、イヤホンの左右から音場が頭全体に広がり、頭の動きに対して音も追従してくるイメージとなる。しかもそれが自然に味わえるので、なかなか新しい体験だった。

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空間オーディオはスマホアプリからオンオフが可能

 サウンド面では、11mmのクアッドマグネットダイナミックドライバーを搭載。クリアなボーカルやリッチなディテール、多層的な音の広がりを感じられる、自然でバランスのとれたサウンドを楽しめる。LDACコーデックにも対応し、ハイレゾサウンドも再生可能だ。

 またHUAWEI FreeBuds 7iは、スマートフォンでの通話やオンライン会議などでも活躍してくれる。トリプルマイクに加えてAI搭載の骨伝導マイクも活用する通話ノイズリダクション機能を搭載していて、最大90dBという騒がしい環境でも、自分の声をクリアに相手に届けられる。駅のホームからの通話のような極端に騒音が激しい場所からでも、通話相手はこちらの声をクリアに聞こえたようだった。

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