ディスプレー一体型デスクトップPC「FMV WF2-K1」は、プロセッサーに「Core i5-1240P」/「Core i7-1260P」を搭載している。
これは少し前の世代だが、「Pシリーズ」というハイパフォーマンスノートPC向けのプロセッサーであり、いまでもクリエイティブアプリを実用的な速度で動作させる能力を備えている。
20万円から購入できる27型一体型PC「FMV WF2-K1」実機レビュー
前回はスペックや搭載アプリを紹介したので、今回は、Core i7-1260P、32GBメモリー、1TBストレージという構成のモデルを使い、定番ベンチマークでそのパワーをチェックしてみよう。
富士通クライアントコンピューティング「FMV WF2-K1」19万8800円
今回は、Core i7-1260P、32GBメモリー、1TBストレージのモデルを試用
まず「FMV WF2-K1」のCPU性能については、「CINEBENCH R23」のCPU（Multi Core）は9072pts、CPU（Single Core）は1692pts、「CINEBENCH 2024」のCPU（Multi Core）は516pts、CPU（Single Core）は101ptsとなった。
普段使いはもちろんのこと、写真の編集や、フルHDぐらいの動画編集であれば実用的なパフォーマンスを備えている。
「CINEBENCH R23」のCPU（Multi Core）は9072pts、CPU（Single Core）は1692pts、「CINEBENCH 2024」のCPU（Multi Core）は516pts、CPU（Single Core）は101pts
つぎに3Dグラフィックス性能をチェックするため、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」を、軽量品質、1920×1080ドット、フルスクリーンという設定で実行した。
スコアは2713（重い）となった。しかし解像度を1280×720ドットに落としたところ、4003（普通）とスコアが向上した。FINAL FANTASY XVクラスのゲームでも、画質や解像度を調整すれば、「FMV WF2-K1」でもなんとかプレイできるわけだ。
「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」（軽量品質、1920×1080ドット、フルスクリーン）のスコアは2713（重い）
解像度を1280×720ドットに落とせば、4003（普通）とスコアが向上する
ストレージはPCIe Gen4 x4接続SSD「Micron_MTFDKBA1T0TFK-1BC15ABFA」を搭載しており、「CrystalDiskMark 9」のシーケンシャルリード（SEQ1M Q8T1）は3374MB/s、シーケンシャルライト（SEQ1M Q8T1）は3298MB/sとなった。
ストレージはPCIe Gen4 x4接続SSD「Micron_MTFDKBA1T0TFK-1BC15ABFA」を搭載、「CrystalDiskMark 9」のシーケンシャルリード（SEQ1M Q8T1）は3374MB/s、シーケンシャルライト（SEQ1M Q8T1）は3298MB/s
総合ベンチマーク「PCMark 10」の総合スコアは5842、Essentialsは10205、Productivityは7494、Digital Content Creationは7075となった。
スコアが突出しているわけではないが、Essentials（基本性能）、Productivity（生産性）、Digital Content Creation（デジタルコンテンツ制作）の各項目がバランスよく高い。「FMV WF2-K1」はさまざまな用途に対応できるPCである。
「PCMark 10」の総合スコアは5842、Essentialsは10205、Productivityは7494、Digital Content Creationは7075
「FMV WF2-K1」は最新世代のプロセッサーが搭載されているわけではない。しかし、ハイパフォーマンスノート向けのPシリーズというプロセッサーを採用しつつ、ワイヤレスキーボード、ワイヤレスマウス、「Videoポータルリモコン」を同梱。ディスプレーは下位でもWQHD解像度を備え、光学ドライブが標準装備されている。
最新ゲームには力不足だが、ゲーム専用機をHDMI入力端子に接続すれば、AAAタイトルを存分にプレイ可能である。
日常的なブラウジング、動画鑑賞、ビジネスワーク、そしてゲーム専用機などのエンタメを1枚のディスプレーに集約できる「FMV WF2-K1」は、省スペースでシステムを構築したいという方にもってこいの1台だ。
| 「FMV WF2-K1」の主なスペック | |
|---|---|
| ディスプレー | 27.0型ワイド スーパーファイン低反射液晶、4KまたはWQHD、高輝度・高色純度・広視野角 |
| CPU | インテル® Core™ i7-1260P プロセッサー / インテル® Core™ i5-1240P プロセッサー |
| グラフィックス | Intel® Iris® Xe グラフィックス（CPUに内蔵） |
| メインメモリー | 最大64GB / 8 / 16 / 32GB （DDR4-3200） |
| ストレージ | SSD：256GB / 512GB / 1TB / 2TB HDD：なし / 2TB / 4TB |
| インターフェース | USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、有線LAN端子、HDMI入力端子、HDMI出力端子、3.5mmコンボジャック、SDメモリーカードスロット |
| 光学ドライブ | BDXL™ 対応 Blu-ray Discドライブ（スーパーマルチドライブ機能対応）またはスーパーマルチドライブ（DVD±R DL（2層）書き込み対応） |
| サイズ／重量 | 616×189×437mm / 約7.5 / 8.0kg |
| サポートOS | Windows 11 Home 64ビット版、Windows 11 Pro 64ビット版 |
| Office | Microsoft 365 Basic（注23）+ Office Home & Business 2024（個人向け）/なし |
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