SAML認証やJITプロビジョニングの搭載も

SAP ERPやMS Fabric連携を強化した「CData Sync」新版が登場

福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 CData Software Japanは、2025年8月1日、ノーコードのETL/ELT ツールである「CData Sync」の新版「V25.2」を提供開始した。

 新版では、Microsoftの統合分析プラットフォーム「Microsoft Fabric」およびその論理データレイクである「OneLake」への2種類のデータ連携を提供する。

 ひとつは、Microsoftが推進するリアルタイム連携方式「Open Mirroring」への対応だ。これにより、オンプレミスのデータベースやSAPなどの基幹システムのデータを、Microsoft Fabric管理下のDelta Lakeテーブルへ直接、かつ変更があったデータのみをニアリアルタイムでレプリケーションできる。

 OneLakeの各領域(Files/Tables)へファイルを直接書き込む「ファイルベース連携」にも対応。データレイクとしての活用や特定フォーマットでのデータ保管が必要なケースに応えるもので、Open Mirroringとは異なりテーブル化には追加作業が発生する。

Open Mirroringとファイルベース連携の違い

 加えて、「CDC(変更データキャプチャ)」機能のデータソースとしてSAP ERPを追加した。CDCは、ログデータを基にデータ変更を検出して、変更による差分だけを連携させる機能であり、リアルタイム連携やシステム負荷の軽減、コスト削減などを推進できる。

 その他にも、SAML認証によるシングルサインオン(SSO)や初回ログイン時にユーザーを自動作成するJIT(Just-In-Time)プロビジョニング機能も実装している。

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