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最強クラスなGen5 SSD「Crucial T710」が爆誕!リード最大1万4900MB/sの爆速すぎる実力に憧れるぅ!

文●飯島範久 編集●北村/ASCII

提供: マイクロンジャパン

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爆速でかつ安定した動作

 さっそくその実力を見させてもらおう。今回検証に使用したのは、1TBと2TBモデルの「Crucial T710」。テストは、CPUにAMD「Ryzen 7 7700」、マザーボードに「ASUS TUF GAMING B650E-PLUS WIFI」を組み合わせた環境で、それぞれのモデルを「CrystalDiskMark 9.0.1」にて計測した。

1TBモデルでの「CrystalDiskMark 9.0.1」の結果。プロファイルは「NVMe」を使用

2TBモデルでの「CrystalDiskMark 9.0.1」の結果

 結果は、シーケンシャルリードはいずれも公称値に肉薄する速度を叩き出した。シーケンシャルライトは1万3365MB/秒、1万3388MB/秒と、こちらは公称値から約400MB/秒下回っているが、「Crucial T710」本来の性能を遺憾なく発揮しているといえよう。

1TBモデルを「ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1」でI/Oサイズ別に転送速度を計測。こちらは、公称値までの速度は出ず、12MBあたりから安定するという結果になった。

 一方、インテル環境でもテストしてみた。CPUにインテル「Core Ultra 7 265K」、マザーボードに「MSI PRO Z890-A WIFI」を組み合わせた環境で、それぞれのモデルを計測した。「CrystalDiskMark 9.0.1」での計測結果は以下の通りだ。

1TBモデルを「CrystalDiskMark 9.0.1」で計測した結果

2TBモデルを「CrystalDiskMark 9.0.1」で計測した結果

 シーケンシャルライトは1万3002MB/秒、1万3523MB/秒で、公称値との差は300~800MB/秒と1TBモデルのほうが数値的には若干下回る結果となった。しかし公称値からはそれほど離れていないため、高速な書き込み速度が手に入る。一方、シーケンシャルリードは1万2281MB/秒、1万2428MB/秒と、公称値より2000MB/秒以上低い結果となった。

1TBモデルを「ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1」でI/Oサイズ別に転送速度を計測。最大転送速度はAMD環境と大差ない結果になっている。1MBあたりから安定しておりインテル環境のほうが安定度は高そうだ

2TBモデルを「ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1」でI/Oサイズ別に転送速度を計測。結果は1TBモデルより書き込み速度は速く、1MBあたりから安定していることは変わらなかった

 「ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1」の結果を見てみると、最大転送速度は公称値には及ばないものの、安定した高速転送を実現していることがうかがえる。むしろAMDの環境より安定性は高いようだ

 インテル環境でシーケンシャルリードの速度が頭打ちになる現象は、LGA1851プラットフォーム側の問題であることが判明している(インテル環境とAMD環境で速度が違うという記事参照)。LGA1700プラットフォームの環境では、1万4000MB/秒以上を記録しており、インテル環境でも1つ前の世代であれば、本来の能力を発揮している。

 インテル環境においてストレージベンチマークテスト「PCMark 10 Full System Drive Benchmark」を実行してみた。結果はスコア5049と5000を超え、性能的には十分だ(2TBモデル)。「Crucial T700」での検証結果の記事によると、計測環境が環境はAMDではあるものの、スコアが3927のため、1000以上の差が付いている。シーケンシャルリードの性能としては変わらないものの、ほかの性能は大きく違っており、LGA1851プラットフォームであっても「Crucial T710」を選んだほうがパフォーマンスは高いと言える。

インテル環境において「PCMark 10 Full System Drive Benchmark」での結果(2TBモデル)

 またインテル環境において、動作温度についてもチェックした。「HWiNFO」を使用し、「CrystalDiskMark 9.0.1」実行中の温度をチェックした。最大でも書き込み時の68度であり、アクセス終了後は急激に温度が下がるため、極端な高熱を発生するわけではない。これにより、サーマルスロットリングに陥る可能性は低いだろう。

Crucial T710でCristalDiskMarkを実行中の温度変化

 このことから、概ねスペック値どおりの高速転送を実現していると言えよう。動作温度についても大幅に改善が見られ、マザーボード標準のヒートシンクでも最大70℃程度に収まり、性能低下することなく実用的なストレージになっている。

Gen5 SSDはいまこそ買い時

 こうした結果が示すように、「Crucial T710」はGen5 NVMe SSDとして最速の部類に位置する。自社製NANDチップの採用により、最適な性能を発揮する設計が可能となり、安定供給も期待できるだろう。SSDとしては長期となる5年間保証は、製品への自信の表れと言える。「Crucialといえば安心・安全」というユーザーから高い信頼性を得られており、ゲーミングやクリエイティブ作業において、Gen5 SSDは今こそ買い時であり、「Crucial T710」は間違いのない選択肢となるだろう。

 実売価格は、1TBが2万7000円、2TBが4万2000円、4TBが7万9000円。予算に合わせて最適なモデルをチョイスしてほしい。

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