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最強クラスなGen5 SSD「Crucial T710」が爆誕!リード最大1万4900MB/sの爆速すぎる実力に憧れるぅ!

文●飯島範久 編集●北村/ASCII

提供: マイクロンジャパン

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Gen5対応NVMe SSDがいま熱い

 ストレージ製品の進化は著しい。M.2スロットがPCIe 5.0(Gen5)に対応し普及し始めたのは2023年ごろ。PCIe 4.0(Gen4)の2倍の帯域をもち、対応NVMe SSDの読み書き速度が1万MB/秒を超える圧倒的なパフォーマンスを提供してきた。その一方で、高速アクセスによる発熱量の高さも指摘され、登場当初は冷却性能次第で安定した速度が得られない可能性も指摘されていた。

 そうしたなか、Gen5 NVMe SSDは第2世代へと進化。搭載メモリーやコントローラーの改善により、従来より安定感のある動作を目指した。各社がこぞって開発するなか、メモリーチップを自社製造(Micron製)するCrucialの強みを活かした「Crucial T710」がCOMPUTEX TAIPEI 2025開催中に発表された。ここでは、Crucalの優位性とともに、安定した性能を発揮する本製品についてレビューする。

「Crucial T710」2TBモデル(ヒートシンクなし)のパッケージ

第9世代世界最速TLC NAND搭載

「Crucial T710」片面実装で実現。写真は2TBモデル

 「Crucial T710」に搭載されるNANDチップは、第9世代にあたる「Micron G9 NAND」だ。業界最速のNAND I/O転送速度3.6GB/秒を実現し、低レイテンシーと高スループットによる優れたパフォーマンスを発揮する。さらにNANDのパッケージサイズは11.5×13.5mmと、競合製品より最大28%小型化。消費電力の低下とパフォーマンス向上を両立する。

G9 TLC NANDについての優位点

2TBモデルはNANDチップを2つ使用

 コントローラーはSilicon Motion製SM2508を採用。書き込み耐久は最大2400TBW(4TBモデルの場合、1TBモデルは600TBW、2TBモデルは1200TBW)、保証は5年間だ。シーケンシャルリードは最大1万4900MB/秒(1TBモデルの場合、ほかは1万4500MB/秒)、シーケンシャルライトは最大1万3800MB/秒。以前のモデル「T700」のシーケンシャルリード最大1万2400MB/秒、シーケンシャルライト最大1万1800MB/秒と比較して、2000MB/秒以上の速度向上が見られる。

Silicon Motion製の「SM2508」をコントローラーとして採用する

Micron製のDRAMキャッシュも搭載している

 「Crucial T710」は1TB、2TB、4TBモデルが用意されている。

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