標準的な360mmラジエーターよりも奥行きと厚さがある
「ROG Ryuo IV SLC 360 ARGB」は、120mmファン×3基を搭載できる360mmラジエーターを採用しているが、標準的な360mmラジエーターよりも奥行きと厚さは増えている。とくに奥行きは140mmとなっているので、PCケーストップのラジエータースペースは420mmサイズに対応しているのが望ましいだろう。
120mmファンを3基搭載する360mmサイズラジエーターを採用する。冷却液チューブが真ん中にあり、チューブが短いという特長を持つ
冷却液チューブを側面に備える関係で、ラジエーターの奥行きは140mmになっている
ラジエーター厚も32mmと厚めなので、標準装備の120mmアドレサブルRGB LEDファン「ROG Ryuo IV MF-12C ARGB Fan」と合わせると、57mmになる。さらに冷却液チューブの出っ張りを含めると、ファン/ラジエーター取り付け部とマザーボードとの間には70mm以上のスペースが必要になる。
標準的なラジエーターの厚さは、27mmになるが、「ROG Ryuo IV SLC 360 ARGB」は、5mm厚い32mmになっている。ファン厚を加えると、57mmだ
「ROG Ryuo IV SLC 360 ARGB」を組み込むPCケーストップのファン/ラジエータースペースは確認が必要だ
実際、ここで組み合わせたASUSのケース「TUF Gaming GT502 Horizon」には、70mm前後のスペースが確保されているが、マザーボードのファンコネクター位置によっては、チューブと干渉しそうだった。
「TUF Gaming GT502 Horizon」は、ラジエーター取り付け部から、マザーボードトップまで、70mm前後のスペースが確保できる
120mmファンの「ROG Ryuo IV MF-12C ARGB Fan」を搭載。3基のファンはデイジーチェーンで連結
4ピンPWMとアドレサブルRGB 3ピンケーブルは、それぞれ1本で制御する
「TUF Gaming GT502 Horizon」トップに、「ROG Ryuo IV SLC 360 ARGB」のラジエーターを固定
CPU12Vケーブルはファンブレードとの干渉しないように、テストで用いたようなスリーブタイプか、柔らかなタイプが望ましい
冷却液チューブのIN/OUT部。マザーボードのファンコネクターの配置次第では、チューブ可動部やチューブ自体と干渉しそうだ
冷却液チューブが短くて目立たないのが利点だが取り回しがやや難しいかも
水枕の取り付けは、ラジエーターと水枕の冷却液チューブの向き調節、取り回しにやや手間取ったが、問題なく完了した。
水枕に取り付け済みのネジで固定する。ネジは、L字型AMOLEDディスプレーの固定フレームを左右にスライドさせて締め込む
チューブへの曲げ厚は結構キツいように感じた。PCケースは限られてくるが、もう少しクリアランスが欲しいかも
L字型AMOLEDディスプレーを取り付ければ、「ROG Ryuo IV SLC 360 ARGB」搭載PCの完成だ