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マカフィー・セキュリティ情報局 月例アンケート2025年5月

家庭用Wi-Fiルーターの要!? WPA3って何をしてくれるの?

2025年06月22日 18時00分更新

文● せきゅラボ

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今回のクイズは、Wi-Fiルーターとセキュリティに関する出題です

あなたの家のWi-Fiルーター、何年物ですか?

 X(Twitter)アカウント「マカフィー・セキュリティ情報局」の2025年5月分のアンケート投稿から、今回は「家庭用Wi-Fiルーターにまつわるセキュリティクイズ」をピックアップしました。それではどうぞ!

【今月のクイズ】
#梅雨 の季節がやってきますね☔
おうちでゆっくりインターネット…そんなとき
多くの方が使用する家庭用Wi-Fi
安全に使用するには…?👇

Q. 使用中のWi-Fiルーターの暗号化方式が「WPA2」だった場合、セキュリティを向上したいなら次のどれに対応している製品に買い替えるべき?

1. WEP……6.7%
2. WPA3……86.7%
3. WPA……6.7%
4. WPS……0%

 まずは、セキュリティクイズへのご参加、ありがとうございました! これからもほぼ毎月クイズ形式のアンケートを投稿いたしますので、見掛けた際はぜひご参加くださいませ。

 今回はそろそろ梅雨の季節ということで、自宅に籠もってテレワークあるいはゲーム三昧の毎日を送るに違いない(?)みなさんのセキュリティ意識をチェックすべく、家庭内ネットセキュリティの関所と言えるWi-Fiルーターがテーマです。

 一度設置してしまうと故障するまで放置プレイになりがちな家庭用Wi-Fiルーターですが、性能は年々向上しており、特にセキュリティ周りは適宜規格が更新されています。「平成時代から買い替えてない」なんて人は、悪いこと言いませんので、この記事を読んでから家電量販店に走ってください。

新しい暗号化方式に対応する製品を買うのが吉

 さあ、答え合わせをしましょう! 正解は2の「WPA3」。正答率は非常に高く86.7%に達しました。すでに基礎知識の域だったかもしれませんね。

 Wi-Fiはそのまま使うと簡単に通信内容を傍受されてしまうため、昔からさまざまな暗号化規格とその対抗策(解読法)がいたちごっこを繰り広げてきました。

 「WEP」は1990年代後半に登場した暗号化方式ですが、弱点を突いた解読法が次々に発見され、2000年代後半にはその座を「WPA」に譲っています。その後も規格は適宜更新されており、2025年現在の最新規格がWPA3、というわけです。

 現在、WPA3の次を担う暗号化規格は正式にアナウンスされていませんので、Wi-Fiルーターを買い替える際はWPA3対応モデルを購入しましょう。店頭に並ぶ新製品であればまず確実に対応しているはずです。

 ちなみに「WPS」は、スマホなどの機器とWi-Fiルーターの接続を容易にするための規格で、通信自体を暗号化するための規格とは異なります。

 今後もマカフィー・セキュリティ情報局発のアンケートやクイズを見かけましたら、ぜひともご回答くださいませ!

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