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BoxWorks TOKYOで語られた、AIファーストなBoxプラットフォームの進化

コンテンツの価値を“最大限”引き出す Box純正の「AIエージェント」が間もなく登場

2025年06月13日 08時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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コンテンツを“使い捨ての情報”ではなく“ナレッジの源泉”に

 改めて、AIエージェントの登場によるBoxプラットフォームの価値はどこにあるのか。

 レヴィ氏が挙げた情報のサイロ化の課題は、「部分最適の繰り返し」(浅見氏)が要因であるという。企業はDXを進めるにあたり、モダナイズを目指して基幹システムをクラウド移行し、業務効率化やリモートワーク、シャドーIT対策のためにさまざまなSaaSを導入。その結果、コンテンツは散り散りになった。

After DXのコンテンツのサイロ化

 それに対してBoxは、「全体最適」の視点で、独立したコンテンツ管理のプラットフォームを中央に据え、顧客独自のシステムやパートナーサービスと連携させることで、情報のサイロ化を解消してきた。さらに、セキュリティやマネージメントの機能を充実させることで、コンテンツを信頼できる情報源として活用できる基盤を作り上げている。

Boxプラットフォームによる「全体最適化」

 そして、AI時代を迎え、「コンテンツは単なる使い捨ての情報ではなく、再利用できる、ナレッジの源泉に変わった」と浅見氏。Boxは、信頼できるコンテンツをAI活用するためのプラットフォームに変貌し、さらにAIエージェントの登場で、その真価を問われることになる。

 浅見氏は、「Boxは、AIエージェント時代にふさわしいコンテンツプラットフォームになるべく、インテリジェンスコンテンツ管理の機能を進化させていく」と、基調講演を締めくくった。

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