TOKIUMは、2025年5月22日、AIと人の連携で“経理業務の自動運転”を支援する「経理AIエージェント」を発表した。このサービスを通じて、2030年までに「約2000万時間ぶん」の定型的な経理作業(出張手配や事前申請、突合など)を代替することを目指す。
経理AIエージェントは、対話を通じて社員から受けたリクエストに対し、多数のAIエージェントが協調しながら、その処理作業を自律的に実行する仕組みを提供するものだ。これらのエージェントは、TOKIUMが提供する法人支出管理の各SaaSとも連携する。
また、人によるサポートもあわせて提供し、AIの継続的な性能向上や導入・定着支援をTOKIUMのプロスタッフが担う。これまで8000人以上のオペレーターが実務データ処理を支援してきた知見を活かして、初期段階から実用性の高いAIエージェントの提供を実現するという。
TOKIUMは、経理AIエージェントの第一弾として、2025年夏に「出張手配エージェント」を提供。その後も承認代行エージェントや照合エージェントなどを順次リリース予定であり、TOKIUM以外のERPやSaaS上でも稼働できるような開発を進めていくという。



