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ファーウェイ通信 第243回

デザイン変更でスリムになったのも注目の変更点

「インナーイヤー型+ANC」の人気イヤホンがデュアルドライバー搭載で音質強化! 「HUAWEI FreeBuds 6」レビュー

2025年06月03日 11時00分更新

文● 加藤肇、ASCII 編集● ASCII

提供: ファーウェイ・ジャパン

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デュアルドライバー搭載で高音域のクリアさと表現力に変化あり!
ANCも引き続き搭載&周囲のノイズに合わせて自動音量調節も

 ただ、HUAWEI FreeBuds 6の進化点として、より強調したいのはサウンド面だろう。

イヤホン

続いては音質向上に繋がる部分での進化点を見ていこう

 最大のトピックは、インナーイヤー型では難しいと見られてきたデュアルドライバー搭載を実現したこと。高音域を担当するマイクロ平面振動板ドライバーと11mmマグネットドライバーの組み合わせとなっており、耳内の構造に合わせて独自アルゴリズムでサウンドを補完する「AIスマート補完」機能も搭載する。

イヤホン

インナーイヤー型でデュアルドライバー搭載はファーウェイ製品では初

 今回は女性ボーカルのJ-POPを中心に実際に音楽を試聴したが、高音のクリアさと表現力の高さが特に印象的。もちろん低音も引き続き十分な迫力と、音質の向上を確認できた。

 ANC機能も引き続き搭載されている。周囲の雑音だけでなく外耳道内のノイズも検知して、キャンセリング性能を高めている。イヤホンとしての性質上、カナル型イヤホンのANCとはまた違った感覚ではあるのだが、ノイズをスッと引き下げることで最適なリスニング環境を作ってくれる。音楽視聴のみならず、騒がしい場所で動画やネットラジオなどを楽しむ場合にも、周りの音はある程度聞こえつつ、内容の聞き取りやすさは確実にアップするのが少々不思議な感じと同時に大変便利なのだ。

 周囲の環境ノイズに合わせて自動で音量調整する「AIスマート音量調整」機能も搭載されている。移動しながらで周囲の環境が次々と変わるような場面でも、そのたびにボリュームを変更するような手間なく、最適な音量のサウンドや動画内の音声などを楽しめるのがメリットとなる。

通話ノイズリダクションの強力さは特筆もの
VPU骨伝導マイクで装着者の発声を正確に識別してノイズを減らす

 前述したようにオンライン会議に使う人も多い本製品だけに、マイク周りについても充実度は高い。前モデルからの進化点では、新たにVPU骨伝導マイクを搭載している。これにより、装着者の音声(話し声)を正確に識別して、それ以外のノイズを的確にキャンセルできるのだという。

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交通量が激しい都心でもクリアな会話が可能で相互に声が聞き取りやすい

 このVPU骨伝導マイクとトリプルマイク、さらに独自のアルゴリズムを組み合わせた「AIマルチチャンネルDNNノイズリダクション」機能で、ユーザーの声だけを相手にクリアに伝える。ちなみに音声通話時もANCは機能するので、通話相手の声も周囲の騒音などに邪魔されにくく、会話内容がより把握しやすくなる。

 というわけで、実際に交通量が激しく、電車の走行音などのノイズも多い場所から電話をかけたのだが、通話相手からは「会話は何の問題もなく聞き取れた。本当にうるさい場所にいたの?」という評価だった。また、通話相手の声もハッキリ聞こえて、内容を聞き取るのに集中するといった努力が不要で済んだ。

 なお、HUAWEI FreeBuds 6にはシリコン製イヤーピースも付属しており、フィット感を高めるために利用できる。透明で柔らかな素材のため、違和感なく密着性をアップしてくれる。インナーイヤー型イヤホンはイヤーピースやイヤーパッドによって、着け心地や音の聞こえ方は比較的変化しやすい。積極的に試して、自分に合っている使い方を模索したい。

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こちらが付属のシリコン製イヤーピース

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純正品だけに装着後もデザインの魅力を失わないのはうれしい点

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