ファーウェイ通信 第242回
四角い文字盤で情報見やすい、でも機能的には上位機と基本同等!
心電図対応&長期間バッテリー持ちのファーウェイ製スマートウォッチに新スタイル! 「HUAWEI WATCH FIT 4 Pro」レビュー
2025年05月27日 13時00分更新
GPS、気圧計、水深計などハードウェア面の進化により
ワークアウト機能が大幅性能アップ! 登山やゴルフ好きの人にも◎
次に、HUAWEI WATCH FIT 4 Proのワークアウト機能について見ていこう。センサーの強化により、大幅な性能アップを果たしている。
ハードウェア面の進化の1つが、高度や気圧のデータを取得できる気圧計の搭載だ。これにより、登山やトレイルランニング、スキーなどの屋外ワークアウト時にリアルタイム確認と記録ができるデータの種類が増加した。
具体的には、現在地の高度や気圧、ワークアウトのルートにおける最高高度や累積標高(上りと下り)を確認・記録できる。本格的な登山を楽しむ人だけでなく、今話題の“低山”でトレッキングを楽しんだり、山城巡りに行く際にも役に立ちそうだ。
2種(L1/L5)の周波数帯と5種(GPS/GLONASS/Galileo/BeiDou/QZSS)の衛星測位システムに対応した高精度GPSの搭載も、進化点の1つだ。新開発の「ヒマワリ型アンテナ」を採用しており、ランニングやゴルフといったワークアウト中の腕の角度などを問わずに電波を受信し、正確な位置情報を取得。特にジョギング中のルート記録は非常に正確で、どの道を進んだかがハッキリわかって役に立つ。
公式アプリ「HUAWEI Health」(Android/iOSに対応)からあらかじめ地図データをダウンロードしておけば、マップのオフラインカラー表示にも対応する。等高線情報も表示可能で、登山やトレイルランニングなどを安全かつ快適に楽しめる。また、セーリングやカヤックなどのウォータースポーツのルート記録にも対応。これは、ファーウェイ初の対応だという。
HUAWEI WATCH GTシリーズで大きな話題になったゴルフナビ機能もついに搭載。HUAWEI WATCH FIT 4 Proに搭載されているのは、「HUAWEI WATCH GT」シリーズの上位モデル「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」と同等のもので、日本国内2400以上のコース(99%以上をカバー)に加えて、シンガポール、タイ、マレーシアなど、海外のゴルフコースにも対応している。
このゴルフナビ機能では、ゴルフ場でのプレイ中にコースマップなどを確認できるのだが、グリーンやハザードなどの位置がわかるコース全景図は見やすい3D表示となっている。前述した高精度GPSにより、ショットや移動したすぐ後でも現在地からグリーンまでの距離や方向が正確に確認でき、グリーンの傾斜具合やハザードまでの距離といった情報も表示されるのでコース攻略に大きなプラスだ。
新たに追加されたハードウェアとしては水深計もある。ダイビングアクセサリーの安全要件などを定めた標準規格「EN13319」に準拠するとともに、40mフリーダイビング機能が搭載されており、最大深度などのデータ記録ができるほか、水の種類(海水/淡水)の選択や陸上での息止めトレーニング/テストといった専門的な機能も利用できる。安全にダイビングを楽しむためのリマインド機能やアラート機能も搭載されている。
こうしたワークアウトやスポーツをひとりですべて体験するという人はあまり多くないかもしれない。ただ、幅広い機能の搭載や性能の高さは新たなチャレンジにもつながる。ぜひHUAWEI WATCH FIT 4 Proを通じて、さまざまな体験をしてみてほしい。

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