コストを抑えてRyzen 9000X3D&PCIe5.0世代のパーツで組もう
TUF GAMING B850-PLUS WIFI
竹コースとなる注目のAM5マザーボードは、価格をグッと抑えた「TUF GAMING B850-PLUS WIFI」になる。
メインストリームの価格帯で高い耐久性、安定性、堅実なパフォーマンスを発揮するゲーミングブランドの「TUF GAMING」に属し、3万8000円前後ながら安心してRyzen 9シリーズを運用できる電源回路設計と、PCIe 5.0に対応したビデオカード用PCI Expressスロットと、PCIe 5.0×4 M.2拡張スロットを備えるのがポイントだ。
「TUF GAMING B850-PLUS WIFI」。初めてのPC自作に挑戦する人にもおすすめできる1枚だ
シンプルなブラックカラーで、ヒートシンクなどにTUF GAMINGの文字とマークが入っている。シックなデザインが良い感じ
X870Eマザーボードと比べると機能は絞られているが、80A DrMOSで構成された17フェーズの電源回路に、計3基のM.2拡張スロット、次世代無線LANのWi-Fi 7。そして、ゲームで大事なサウンドには7.1chサラウンドに対応する定番オーディオコーデックのRealtek「ALC1220P」を採用している。
不安のない電源回路設計から、今後メインとなるPCIe 5.0への対応、ゲームを満喫できるサウンド、ひと手間を減らす組みやすさと、この夏、Ryzen CPUで組む人に安心しておすすめできる1枚となっている。
電源回路には大型のヒートシンクを装備。エアフローの少ない水冷CPUクーラーとの組み合わせも不安なしだ
14フェーズ(CPUコア)、2フェーズ(CPUやGPU)、1フェーズ(メモリーなど)の17フェーズの電源回路を搭載する
Alpha and Omega製80A DrMOSが実装されていた
EPS12Vコネクターは、8ピン×2仕様を装備する
USBポートは20Gbps対応TYPE-Cポートなど、計10ポートを備える。ゲーミングデバイスや、USBキャプチャーデバイスなど、足りなくなることは少ないだろう
ネットワークは次世代無線LAN規格のWi-Fi 7と、有線ネットワークの2.5ギガビットLANを備えている。高速なネットワーク環境を構築できる
オーディオコーデックのRealtek「ALC1220P」は、ノイズ混入を抑えるシールドで覆われている。TUF GAMINGマークも入っている
Realtek Audio Controlで、インピーダンスの検出や再生フォーマットなどを設定できる
シーンに合わせた臨場感あるサウンドを楽しめるDTS(Digital Theater System)を簡単に設定できる
クリエイティブ用途にも不安のないストレージ拡張性
100GB超えが増えているゲームデータに、撮り溜めた写真や動画など、長く使うほどデータ用ストレージが欲しくなるものだ。「TUF GAMING B850-PLUS WIFI」は、3基のM.2拡張スロットを備えており、うち1基はPCIe 5.0×4動作に対応しているので、必要に応じてストレージを追加できる。
M.2拡張スロットはPCIe 5.0×4 1基、PCIe 4.0×4 2基を搭載。いずれのM.2拡張スロットにも、板状ヒートシンクを装備する
Samsung「9100 PRO」の性能を「CrystalDiskMark」で確認。読み出し14000MB/秒台と、PCIe 5.0×4 SSDのパフォーマンスを最大限引き出せているのがわかる
スムーズに組めるQ-Designを採用
組みやすさを追求したASUS Q-Designとしては、ツールレスでM.2 SSDを固定できる「M.2 Q-Latch」、押すだけでビデオカードのロックが外れる「PCIe Slot Q-Release」、はめ込むだけで無線LANアンテナを使える「Q-Antenna」なども備える。
ツールレスでM.2 SSDを固定できる「M.2 Q-Latch」。すべてのM.2拡張スロットに備わっている
ビデオカードのロックを簡単に外せる「PCIe Slot Q-Release」
ビデオカード用PCI Expressスロットのラッチを簡単に外せる。一度も使わないこともあるが、あるとないとではビデオカードの着脱難易度はまったく異なる
「あれ、画面になにも映らない」という時に便利な「Q-LED」。問題解決に役立つこと間違いない機能になる
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