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”Ryzen X3D”自作はASUSマザーボードでキマリ! 用途と予算にベストなマザーでX3D PCを組み上げよう

2025年05月16日 10時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

提供: ASUS JAPAN株式会社

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クリエイター向けのProArtシリーズも狙い目
ProArt X870E-CREATOR WIFI

 松竹梅で言うと、松となる「ROG STRIX X870E-E GAMING WIFI」だが、もう1枚推しの松コースのマザーボードがある。それが、クリエイター向けブランド「ProArt」に属する「ProArt X870E-CREATOR WIFI」になる。

 ハイエンドCPUを安心して運用できる堅牢な電源回路設計は同じだが、ビデオカード用PCI Expressスロットとは別に、×16形状/PCIe 5.0×8動作のPCI Expressスロットを装備しているのが、大きな違い、かつ魅力になる。

 ビデオカードを複数枚挿してのAI処理や、今後登場するかもしれないPCIe 5.0の帯域幅を活かしたキャプチャーカードやRAIDカードなどの搭載を考えている人は、注目のマザーボードと言えるだろう。

「ProArt X870E-CREATOR WIFI」。7万4000円前後

M.2拡張スロットは4基を装備。内2基はPCIe 5.0×4動作に対応する

 ネットワークにはWi-Fi 7と2.5ギガビットLANに、より高速な10ギガビットLANを装備している。そのほかにもリアインターフェースのDisplayPortを経由したディスプレーのUSB Type-Cポート接続に対応するなど、価格に相応しいスペックが備わっている。

 なお、オーディオコーデックは「ROG STRIX X870E-E GAMING WIFI」の「ROG SupremeFX 7.1」から、定番のRealtek「ALC1220P」に変更されている。クリエイター向けブランドだけに、この点はやむを得ないところだろう。

計11ポートのUSBポートを備え、USB4が2ポートある

ブラックベースに、ゴールドカラーのロゴなどが配されているシックなデザインも魅力だ

2基のチップセットで構成されているX870Eマザーボード。重厚なヒートシンクで熱の不安なく運用できる

16+2+2フェーズの電源回路設計

 16コア/32スレッド動作となるRyzen 9の性能を安定して引き出す電源回路には、80A SPS 16フェーズ(CPUコア)、2フェーズ(CPUやGPU)、80A DrMOS 2フェーズ(メモリーなど)で構成されている。

 そんな電源回路の冷却には、大型ヒートシンクが採用されている。CPUソケット周りに風の流れが少ない水冷クーラーを使用した環境でも、放熱効果を高める構造になっている。動画エンコード、CGレンダリング、AI学習などといった長時間CPU、ビデオカードに負荷をかける用途にも安心だ。

電源回路のヒートシンクは、フィンや空洞構造で放熱面積を増やしている

20フェーズの電源回路設計を確認できる。高品質チョークやコンデンサーを実装しているのもポイントだ

18フェーズの80A SPSには、Monolithic Power Systems「MPS2325」が実装されていた

残り2フェーズにはAlpha and Omega製80A DrMOSが採用されていた

リアインターフェース側には、USB4コントローラーのASMedia「ASM4242」と、10ギガビットLANコントローラーのMarvell「AQC113CS-B1-C」が実装されていた

両コントローラーは、電源回路のヒートシンクで冷却することで高負荷時も安定動作する

組みやすいASUS Q-Designも採用

 M.2 SSDの取り付けをスムーズに行なえる「M.2 Q-Latch」や、大型ビデオカードを簡単に取り外せる「PCIe Slot Q-Release Slim」、無線LANアンテナを挿し込むだけで取り付けられる「Wi-Fi Q-Antenna」、起動状態を確認できる「Q-LED」などが備わっている。

 取り付けにひと手間が必要になるM.2拡張スロットから確認していこう。PCIe 5.0×4動作に対応するメインストレージ向けのM.2拡張スロットには、かまぼこデザインのヒートシンクを装備し、「M.2 Q-Release」と「New M.2 Q-Latch」が採用されている。

PCIe 5.0×4動作に対応するM.2拡張スロット。ASUSロゴを押すことで、ヒートシンクが外れる仕組みだ

発熱量の多いPCIe 5.0×4 SSDを冷やす大型ヒートシンク。両側面は凹凸構造で放熱面積を増やしている

M.2 SSDの基板裏面から冷却できる「M.2 バックプレート」も装備。M.2 2242や2260などのサイズのM.2 SSDに対応できる「M.2 Q-Slide」にも対応する

PCIe5.0×4と、2基のPCIe4.0×4動作のM.2拡張スロットを装備している

すべてのM.2拡張スロットに、M.2 SSDを押し込むだけで固定できる「M.2 Q-Latch」と、凹ゴムパッドを備える

M.2ヒートシンクは、3基をまとめて冷却する板状タイプになっている

ビデオカード用PCI Expressスロットと、PCI 5.0対応のPCI Expressスロットは、「PCIe Slot Q-Release Slim」に対応する

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