本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「【図解】Power Automateユーザー必見!知らないと損するエクスポート機能の活用テクニック」を再編集したものです。
ビジネスプロセスの自動化ツールとして広く活用されているPower Automate。日々の業務効率化に役立つフローを作成していると、「作ったフローを他の環境でも使いたい」「万が一に備えてバックアップを取っておきたい」といったニーズが出てきます。
そんなときに活躍するのが、今回ご紹介する「エクスポート機能」です。この記事では、Power Automateのエクスポート機能を分かりやすく解説していきます。
Power Automateのエクスポート機能とは
Power Automateのエクスポート機能は、作成したフローを外部ファイル(.zipファイル)として保存できる機能です。この機能を使うことで、フローの設定や構成をそのままの形で保存し、必要なときに別の環境で復元することができます。
エクスポートされたファイルには、フローのトリガー、アクション、条件分岐などの設定情報がすべて含まれています。ただし、接続情報(コネクタの認証情報など)は含まれないため、インポート先では再設定が必要になる点に注意が必要です。
エクスポートの手順
早速、エクスポートの手順を説明します!
1. エクスポートしたいフローを選択する
2. エクスポート>パッケージ(.zip)を選択
3. エクスポート設定を確認する。名前は必須入力で、インポートの設定は【新しく作成する】をおすすめします
4. 【エクスポート】をクリックする
エクスポートする際の注意点
・接続情報は含まれないため、インポート先で再設定が必要
・環境固有の設定は調整が必要になる場合がある
・バージョンの互換性に注意する
・機密情報が含まれるフローは、エクスポートファイルの管理に注意する
まとめ
意外と簡単だったと思います。Power Automateのエクスポート機能を活用することで、フローの管理や共有が格段に効率化されます。環境の移行、バックアップなど、様々なシーンで役立つこの機能を、ぜひ日々の業務に取り入れてみてください。
口分田 悠真/FIXER
2023年度の新卒社員です。苗字はクブタと読みます。
大学の研究ではC++を使っていました。
趣味はゲームやゴルフで、分かる方には分かると思いますが456erです。


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