Crucialから64GB DDR5メモリーがついに登場!
DDR5で64GB×4枚=256GBメモリー搭載PCがついに実現!その実力は!?
提供: マイクロンジャパン
ベンチマークテストで詳細な数値をチェック
アプリの動作におけるベンチマークテスト「PCMark 10」を32GB、128GB、256GBで、それぞれWindowsを起動した状態での実行と、「Adobe Lightroom Classic CC」「Adobe Photoshop CC(Beta)」「Blackmagic Design DaVinci Resolve 19」「Microsoft Edge」などを起動した状態で実行の2つを計測した。
結果としては、Windowsを起動した状態と、複数アプリを起動した状態では、スコアが200近く下がるが、メモリー容量によってはほとんど差がつかず、誤差の範囲内と言える。
3DCGの処理能力を測る「3DMark」の「Speed Way」と「Steel Nomad」も同様に実行してみたが、こちらもごくわずかな違いで誤差の範囲内という結果となった。
もう1つ、ゲームベンチ「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク Ver. 1.1」も同様に実行してみたが、こちらもごくわずかな違いで誤差の範囲内という結果となった。どうやら、この手のベンチマークテストではメモリー容量で差はつかず、しかも転送速度の違いでもほぼ互角という結果となった。
こうした結果から、4枚差しにしても、転送速度の違いによって気にするほど速度が低下する事態にはならないことがわかった。ゲームにしてもアフリにしても動作速度的にはほぼ変わらない。では、メモリー容量によって差が出てくる部分はどこなのか。一例として「Adobe After Effects」で制作時の動作に違いが生じる。
「Adobe After Effects」では、編集・制作した動画をプレビューで確認する際、リアルタイムに映像を生成できないため、あらかじめ生成してメモリー上に保管する仕組みになっている。時間のスケール下が黄緑色になった部分が生成済みでメモリー上にあることを示し、青色はキャッシュに保存された状態を示している。プレビューの生成は、再生時やアイドルタイムに行なわれ、メモリー容量によってスムーズにプレビュー再生できる最大時間が決まってくる。
プレビューが生成されていくとメモリーが足りなくなりキャッシュへ移したり、削除されたりする。そこで32GBと128GB、256GBのメモリー容量のとき、それぞれどのくらいの時間プレビュー再生をメモリー上に保存できるのか、その時間をチェックした。プレビューの画質は「フル画質」で行なっており、割り当てるメモリー容量はデフォルトのママにしている。
結果は、32GBだとわずか約1分34秒だが、256GBだと約12分30秒もメモリー上に確保できる。作業時に長時間確保できていれば、それだけ作業がスムーズに進む。256GBでも問題なく動作しており、クリエイティブな作業で効率を求めるのであれば、メモリー容量は重要になってくると言えよう。
64GB×4枚差しで実現する256GBで快適な制作環境を
ベンチマークテストにおいては、メモリー容量によって速度的にはあまり差は見られなかったが、複数のアプリを起動して作業することが多かったり、メモリーを大量に使うクリエイティブ系アプリを利用したりすると、メモリー容量はどんどん逼迫し、Windowsによるメモリー圧縮やディスクキャッシュが発生すると、動作が重くなることは確実。
2枚差しが鉄則と言われているが、速度的にはほとんど変化がないため、4枚差しで使うことへの抵抗感はないだろう。64GB×4枚という256GB環境は、特にクリエイティブ作業を中心にしている人には、かなりの朗報と言えよう。アプリによっては、割り当てるメモリー容量を指定できるので、この容量を大きく取っておけば、作業中にストレージへキャッシュすることなく利用できるようになり、作業効率はアップするはずである。
これを機会に256GB化したい人は、「Crucial 64GB DDR5-5600 UDIMM」の2枚組で実売価格は5万3000円前後。10万円以上の投資になるがコストパフォーマンスを考えても、決して無駄にはならないはずだ。
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