『僕とクルマの大冒険~自動車リサイクルの謎に迫る!~』を小学校や公共図書館、児童養護施設に寄贈
今どきの児童は「SDGsを完璧に理解」している。大阪府松原小学校で学習まんが贈呈式
提供: 自動車リサイクル促進センター
学習まんが『僕とクルマの大冒険~自動車リサイクルの謎に迫る!~』の贈呈式を大阪府の松原市立松原小学校で開催。写真はJARCのCOO 永井辰幸氏、代表の児童、本書の編集長を務めた角川アスキー総合研究所 亀谷潮太、自動車リサイクル博士
学習まんが『僕とクルマの大冒険~自動車リサイクルの謎に迫る!~』
大阪府 松原市立松原小学校で贈呈式
株式会社角川アスキー総合研究所は3月、公益財団法人 自動車リサイクル促進センター(JARC)が発行した小学生向けの学習まんが『僕とクルマの大冒険~自動車リサイクルの謎に迫る!~』の贈呈式を、大阪府の松原市立松原小学校で開催しました。
本書は、家族で乗っていた愛車を手放すことになった車田一家が、クルマとの「別れ」をきっかけに、「販売事業者」「解体事業者」など、自動車のリサイクルに関わる現場を次々にめぐる“冒険”に出発し、クルマのリサイクル制度や、SDGsに関する学びを深めていくという内容です。
贈呈式は、総合学習の一環として実施され、JARCのこれまでの歩みや取り組みの解説、本書制作の背景やイベントの趣旨の説明、クイズコーナーや本書の読み聞かせコーナー、ペーパークラフトを用いた自動車の構成要素の学習といったプログラムで進行しました。
「俺、全部答えられるで」
児童の、環境に対する高い意識
贈呈式の中でも、クイズのコーナーは大変な盛り上がり! 「使われなくなったクルマはどうなるでしょうか?」「現在、日本における車のリサイクルはどのくらい行われているでしょうか?」など、JARCの活動や本書の物語と連動した内容でしたが、毎回「はいはいはい‼︎」と積極的な挙手が続きました。
取材の合間に、近くにいた児童に「どう? クイズ難しい?」とたずねてみたところ「いや? 俺、全部わかるで」と答えてくれました。環境に関する授業を積極的に実施している松原小学校。児童たちは、環境に対する高い意識を持っているようです。自動車リサイクルとも深く関係し、持続可能な社会を実現するための目標である「SDGs」に関しても、ほとんど全員の児童がその趣旨を理解している様子です。
松原市立松原小学校 校長/松原市教育委員会の苅田洋一氏に、開催の感想を求めました。
「松原小学校では、総合学習の時間などを活用して、社会の仕組みや制度に関する理解を深められるような時間を積極的に設けています。学校という場所から、いきなり社会に出て行くのではなく、在学中から社会人の方々と触れ合ってもらうことで、卒業後も自然と社会の中に入りやすくなると思うのです。今回の贈呈式も、児童たちが楽しみながら学べる、いい機会をいただけたと思っています」(苅田洋一氏)
『僕とクルマの大冒険~自動車リサイクルの謎に迫る!~』は、現時点で全国の小学校や公共図書館、児童養護施設に2万5579部が寄贈され、持続可能な社会の実現に向けた教育活動の一環として役立てられています。
子どもの頃に読んだ学習まんがの内容を大人になっても覚えていたり、社会に出てからも役立つ知識に変わったりといった経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
自動車リサイクルをはじめとした環境を保全するための取り組みは、次世代に向けた社会全体の大きな課題でもあります。今回の贈呈式のような機会が、多くの子どもたちが自動車リサイクルに関心を持ち、やがては持続可能な社会づくりに関与するきっかけに変わっていくのかもしれません。
なお、本書の寄贈を記念した贈呈式は、3月上旬に大阪府でも開催されました。その模様は後日レポートを掲載します。また、3月27日には神奈川県横浜市の南図書館にて、一般の方も参加可能なイベントが開催されます。
横浜市南図書館のイベント「プロといっしょに楽しく学ぼう!クルマのリサイクルフェスタ」でも、本記事で紹介したマンガの朗読会やクイズ大会、クルマ模型づくり体験といったプログラムが用意されています。参加は無料で、定員は30名。参加を希望される方は、参加申込フォームよりお申し込みください。






