Crucial X9 ProポータブルSSDで逼迫するストレージ容量を解決
新生活PCと一緒に外付けSSDを買ったほうがいい理由
提供: マイクロンジャパン
ノートPCのストレージ容量は少なすぎて注意が必要
新生活の始まる季節。これを機にノートPCを新調しようと考えている人はわりといるはずだ。ノートPCを選ぶ際、その使い道にもよるが、CPUやデザイン、サイズ感などを考慮して判断していることだろう。ただ、より注目してほしいのがメモリーとストレージの容量だ。
メモリー容量はアプリケーションを快適に動作させるために重要で、最近は最低限16GB以上必要と考えられている。容量が多ければ、同時に複数のアプリを立ち上げても動作が重くならずに済む。CPUがいくら速くても、メモリー容量が少なければ、それがボトルネックになってしまう。
一方、ストレージ容量は最近でこそ1TB搭載モデルも増えてきたが、それでも容量が少ないと感じるのが現状だ。というのも、スマホの容量を見てもわかるように、昔は64GBもあれば十分と考えていたのに、いまや256GBや512GBが当たり前になっている。これは、アプリのサイズが大きくなってきているのに加え、カメラで撮影した写真や動画のサイズが、性能が上がるにつれて必要とされる容量が増えてきているからだ。
そうした写真や動画をノートPCへ転送して保存するとなると、やはりそれなりの容量が必要になってくる。しかも、デスクトップPCの場合はシステム用とデータ用でストレージを分けることができるが、ノートPCで複数のストレージを搭載するモデルは少ない。そのため、少ない容量の上にOSもアプリも、写真や動画といったデータも一緒くたに保存しなければならない。これでは、すぐにストレージ容量が逼迫してしまう。
したがって、ノートPCを購入する際は、ストレージがすぐに逼迫してしまうことを考えて、あらかじめデータ類は外付けストレージへ保存しておくというのが賢い使い方だ。そこで、外付けストレージとして活用したいのが「Crucial X9 ProポータブルSSD」である。
手のひらサイズで堅牢性の高いCrucial X9 ProポータブルSSD
Crucial X9 ProポータブルSSDは、とにかくコンパクトでサイズが65(W)×50(D) ×10(H)mmで重量が約38gと軽量。ボディはアルミで2mの耐落下性能だけでなく、IP55の耐水性・防塵性も備えており、持ち運ぶ際に過って落としてしまってもデータを損なうことはない。
搭載する3D NANDチップは自社であるMicron製で、インターフェースはUSB 3.2 Gen2に対応。シーケンシャルリード/ライトは最大1050MB/秒とUSB 3.2 Gen2の最大転送速度(10Gbps)に迫る値を示している。
そこで、STORMのBTO PC「EK-98X3D57Ti」に搭載されたUSB 3.2 Gen2に接続して、「CrystalDiskMark 8.0.5」でベンチマークテストをしたところ、シーケンシャルリードが約1091MB/秒、シーケンシャルライトが1019MB/秒と、公称値にかなり近い数値を出している。
また、「ATTO Disk Benchmark 4.0.1.0f1」でも伝送速度をチェック。I/Oサイズが1MBから安定して1000MB/秒オーバーで推移しており、安定した転送が期待できる。
今度はVAIO ZのUSB4ポート(*)(USB 3.2 Gen2下位互換)から、ミラーレスカメラで撮影したRAWデータの写真241枚・17.6GBを、Crucial X9 ProポータブルSSDへコピーしたところ、約30秒で完了。転送速度は600MB/秒弱で安定して推移しており、熱ダレや転送づまりすることなくスムーズに行なえた。

241枚のRAWデータをコピーした際の転送状況。かなり安定している。VAIO Zのスペックはインテル Core i7-11375Hプロセッサー/16GBメモリー/Crucial P5 Plus 1TB
また「Adobe Lightroom Classic CC」で現像する際、作業ドライブとして利用してみたが、こちらも十分快適に作業できた。筆者は普段HDDのNASにRAWデータを保存して作業をしているが、けっこう写真を選択したときのラグがひどく作業効率の悪さを感じていた。しかし、Crucial X9 ProポータブルSSDを作業ドライブにしたら、写真を選択してもサクサク表示されるので、それだけでも雲泥の差だった。
(※編注:Crucial X9 ProポータブルSSDで正しいパフォーマンスを出すには、USB3.2 Gen2のポートもしくはGen2 X2ポートをご使用ください。)
頻繁にアクセスする用途でも、長期保存用としても
Crucial X9 ProポータブルSSDはコスパよし
筆者のVAIO Zも購入時に256GBを選択していた。とにかく価格を抑えようとした結果なのだが、使い始めてすぐ「ストレージ容量が足りない」ということに気が付いた。今は換装して1TBにしているが、それでも複数のアプリをインストールしていると、写真や動画を保存する領域はかなり限られてしまう。容量いっぱいまで使ってしまうとOSの動作が不安定になるため、空き容量は常に50GB~100GBはキープしておきたい。
そういったためにも、Crucial X9 ProポータブルSSDのような外付けストレージを活用して、データは外へ逃がすようにしておくのがベターだ。容量は1TB、2TB、4TBの3モデルが用意されており、実売価格はそれぞれ1万5000円前後、2万5000円前後、4万6000円前後となっている。
ホットストレージ、コールドストレージという考え方があるが、作業用として頻繁にアクセスするデータはSSDのような転送速度の速いホットストレージに、作業が終わってデータを保管する場合は、HDDのような低コストで大容量なコールドストレージにするというもの。
Crucial X9 ProポータブルSSDはホットストレージとしてコスパに優れており、データを逃がして作業用ストレージとして活用するのにオススメだ。もちろん、長年ストレージを製造する信頼のあるCrucialブランドなので、長期保存向けのコールドストレージとしても活用できる。
すでにノートPCのストレージが逼迫している人にも、この春ノートPCを新調する人にも、快適な作業をするためにCrucial X9 ProポータブルSSDを導入の検討をしてほしい。


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