新しいスマホ、パソコン、銀行口座、サービスアカウントまで、新生活をまとめて守れる1本のソフトがコレ

文●宮里圭介 編集●村野晃一(ASCII)

提供: キヤノンMJ

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 春は環境が大きく変わる季節だ。特に、高校や大学への進学、新社会人としてのスタートなどを迎える人は、新生活への期待が高まると同時に、新しいスマホやパソコンの購入、給与振込用の銀行口座開設、クレジットカードの申し込み、新しいメールアドレスやSNSアカウントの取得など、いろいろとその準備に忙しいことだろう。

 しかし、新生活の準備で忘れてはならないのがセキュリティ対策だ。せっかくの新生活が、コンピューターウイルス感染や偽のショッピングサイトでのカード情報盗難、銀行口座のハッキング、闇バイトの勧誘などのトラブルに巻き込まれてしまっては、すべてが台無しになってしまう。

 そこで、総合セキュリティソフトの「ESET HOME セキュリティ シリーズ(以下ESET)」を使い、こういった新生活のデジタル周りをまとめて守る方法を紹介しよう。

ESETでスマホ・パソコンを守る

 現代の生活では情報収集はもちろん、ショッピングから資産管理、住所変更などの届け出まで、あらゆるサービスがインターネットでできるようになっている。こういったサービスでは大切な個人情報を扱うだけに、安心して使うには、パソコンやスマホのセキュリティ対策が必須だ。

 このセキュリティ対策ソフトで人気があるのが、総合セキュリティ対策ソフトのESET。

マルウェア対策からパスワード管理まで、セキュリティを多角的に高めてくれるESET

 ESETが優れているのは、高い脅威検知率と低い誤検知率を誇ること。迷ったら安全側に倒すというのが基本とはいえ、誤検知で毎回危険だと騒がれてしまうと、いざ、本当に危険が迫っている時でも「いつもの誤検知でしょ」と見逃してしまう恐れがある。その点、誤検知率が低いESETであれば、見逃しによる危険がグッと低くなるわけだ。

 また、複数のセキュリティ機能を駆使した多層防御が行われているのも特徴だ。これは、マルウェア(ウイルス)が動作する前、動作中、動作後のすべての状態において、高度な検知を行うもの。例えば、OSが起動する前に実行されるUEFIにマルウェアが感染していないかや、実行中のソフトが不審な動きをしていないか、システムファイルの書き換えがないか、怪しい通信が行われていないかなどといった部分をチェックしてくれる。感染そのものを防げるのはもちろんだが、例え感染したとしても、被害を最小限で食い止められるわけだ。

1つを突破されたらおしまい……ではなく、複数の機能で防いでくれる

 さらに、詐欺サイトへの誘導といったフィッシングやランサムウェア対策機能も搭載。迷惑メールやSNSで送られてきた怪しいリンクを押してしまったり、添付ファイルを開こうとしても、通信遮断やダウンロード阻止、ファイルのスキャンなどによって防いでくれる。

 何よりESETの魅力となっているのが、こういった高度な機能を搭載しながら、動作が軽いこと。動作が重たいと、「遅くなるから一時停止しておこう」という考えになってしまい、セキュリティ対策の抜け穴になってしまう。常時動かしていても気にならない軽さというのは、かなり重要なのだ。

 これ以外にも、LANに不審な機器が勝手に接続されてないかを確認できるネットワーク保護、パソコンやスマホを紛失した際の位置追跡やデータ保護が可能なアンチセフト機能を搭載するなど、便利な機能が多数用意されている。

 対応デバイスの幅も広く、WindowsやMacはもちろん、Androidでも利用できる。また、一部機能となるが、iOSでも使える機能がある。

 ESETの個人向けラインアップは、大きく3つ。基本的なセキュリティ機能はすべてに搭載されているが、さらに安全に使いたいというのであれば、怪しいファイルをクラウドで分析する「ESET LiveGuard」や、アカウントやパスワードの管理を行う「Password Manager」といった機能が使える「ESET HOME セキュリティ プレミアム」がオススメだ。

ESETのラインアップと主な機能の違い

 なお、「ESET HOME セキュリティ アルティメット」では、プレミアムの機能に加え、VPNやダークウェブでの個人情報漏洩監視機能などが追加される。

 ESETの販売形態は、利用ライセンス形式。保護できるデバイスの数は1台、3台、5台、継続年数は1年と3年とが選択可能。台数が多いほど、継続年数が長いほど、お得になる価格設定だ。

 ライセンスは本人だけでなく、家族や友人とシェアすることが公式に認められているので、ライセンスが余ってしまっても無駄になりにくい。自分だけでなく、身近な人たちのセキュリティも一緒に高められるのがうれしい。

ESETで銀行口座やクレジットカード番号などの個人情報を守る

 マルウェアはユーザーに気づかれないように潜み、サイバー攻撃の踏み台として利用する機会をうかがっているものがある。これも脅威ではあるが、それ以上に直接的な被害が出るのが、個人情報が盗まれること。住所や電話番号、生年月日といった基本的な情報に加え、IDやパスワード、銀行の口座情報、クレジットカードの情報などが盗まれてしまうと、身に覚えのない契約や商品の購入、他銀行への振り込みなどが勝手に行われてしまう危険がある。

セキュアーブラウザー

 ESETには、このような個人情報を守るのに役立つ機能が搭載されている。その一つが、セキュアーブラウザーだ。

 これは、ブラウザー上でキー入力した内容(IDやパスワード、クレジットカード情報など)を保護する機能。キー入力を監視して個人情報を盗むキーロガーの活動を食い止めてくれるため、大切な情報の流出を防げるのがメリットだ。

キー入力を保護し、キーロガーによる被害を防ぐ「セキュアーブラウザー」

 とくに情報漏洩してしまうと被害が大きくなりがちな、インターネットバンキング利用時に活用したい。

 これ以外にもブラウザーを使用する際のセキュリティ機能がある。それが、「ブラウザーのプライバシーおよびセキュリティ機能」だ。

 これには「セキュア検索」、「ブラウザークリーンアップ」、「メタデータクリーンアップ」、「Webサイト設定の確認」という、4つの機能が含まれている。順を追って見ていこう。

「ブラウザーのプライバシーおよびセキュリティ機能」の4つの機能

セキュア検索

 「セキュア検索」は、検索結果を開く前に、そのリンク先が安全かどうかを事前チェックしてくれる機能。安全なら緑、望ましくないコンテンツがある場合は黄色、フィッシングなどの疑いがある場合は赤いアイコンで表示してくれるので、ひと目で怪しいサイトかどうかを判断できるのが便利だ。

リンク先の安全性をチェックし、教えてくれるのが「セキュア検索」

ブラウザークリーンアップ

 閲覧履歴やダウンロード履歴、Cookie、フォームの入力履歴など、個人情報に直結する情報を、定期的に削除できるのが「ブラウザークリーンアップ」。任意のタイミングで指定した項目だけの削除ができるので、この部分は残しておきたい、というのにも対応できる。

プライバシーやセキュリティに関するデータを削除する「ブラウザークリーンアップ」

メタデータクリーンアップ

 位置情報や撮影機材情報などが記録されているExifを自動で削除し、アップロードした画像から現在地がバレてしまう危険を防いでくれるのが、「メタデータクリーンアップ」。SNSへの投稿や、個人売買サイトの利用時に役立ってくれる。ただし、この機能は「アルティメット」のみ搭載だ。

画像アップロード時にExif情報を自動で削除する「メタデータクリーンアップ」

Webサイト設定の確認

 Webサイトによっては、表示を閉じた後でも通知を送ってくる場合があるが、ジャマに感じることも多い。この通知をブロックし、表示されないようにするのが「Webサイト設定の確認」だ。こちらも「アルティメット」のみの機能となる。

Webサイトからの通知をブロックする「Webサイト設定の確認」

 また、不審なソフトによる攻撃を防ぐのは、セキュリティ対策ソフトが得意とするところだが、ユーザーが自分の意思で操作することを防ぐのは難しい。一般的な操作を阻害することになってしまうからだ。

 この盲点を突いてくるのが、フィッシング詐欺。ユーザー情報が漏洩したというウソの連絡をし、本物そっくりの偽サイトに誘導。そこでユーザー情報を入力させ、盗み取る……というのがよくある手口だ。

 こういったフィッシング詐欺を防ぐための機能を、ESETでは搭載。金融機関やショッピングサイトなどのURLをデータベースで持ち、正規のサイトかどうかをチェック。ユーザーが偽サイトにアクセスしようとすると、警告を出してくれる。

ESETでアカウントやパスワードを守る

 もうひとつ情報漏洩で厄介なのは、いくらユーザーが管理を徹底していたとしても、全てを防ぐのは難しいこと。サービスを提供する会社のサーバーがハッキングされ、そこからIDやパスワード、個人情報が流出してしまうこともあるのだ。

 残念ながらこれは珍しくもなく、毎日のように起こっている。もちろん、提供側がセキュリティを高めるべきことではあるのだが、ユーザー側でもできることがある。それは、パスワードを使い回さないことだ。

 サービスごとに異なるパスワードを設定してしまうと、どのパスワードでログインできるかわからなくなってしまいがち。そのため、同じパスワードを使い回している、という人は多いだろう。しかし、パスワードの使い回しは、どこか1つのサービスから情報が漏れただけで、利用しているすべてのサービスで不正利用されてしまう危険にさらされてしまうのだ。

 また、パスワードを覚えやすいよう、家族の名前や誕生日、アカウント名、電話番号などを組み合わせている場合も危険。覚えやすいパスワードは、推測しやすいパスワードでもあり、少ない試行回数で突破されてしまうことがあるからだ。

 理想は、各サービスごとに異なるパスワードを、長くランダムな文字列で構成すること。しかし、いくら記憶力がいい人でも、それらをすべて覚えておくのはまず不可能だろう。

 そこで活用したいのが、ESETのPassword Manager機能。これは、ログインが必要となるサイトごとに、IDとパスワードを保存・管理できるツールだ。覚えておくのはPassword Managerを使うためのマスターパスワード1つだけでいいので、サービスごとに異なるパスワードを使うのが楽になる。

ESET HOMEから、Password Managerの利用設定が可能だ

 もちろん、ランダムなパスワードを生成する機能もあるので、推測されにくい強いパスワードを設定したいときにも役立ってくれる。

推測が難しい、ランダムパスワードの生成も可能

 このPassword Managerのデータは安全なクラウドに保存されるため、パソコンを買い替えた際でも、簡単に移行できるのがいいところ。もちろん別のパソコン、スマホ、タブレットからでも使えるため、複数の端末を使っていてもパスワードを一元管理できる、という点で優れている。

スマホ用のアプリも用意されている

脅威を防ぎ、対応の手間を減らしてくれるESET

 新たな環境に飛び込み、たくさんの新しい経験を積める春。それだけに、セキュリティ対策に時間をかけてしまうのはもったいない。かといって疎かにしてしまえば、マルウェア感染や情報漏洩への対応で、さらなる時間をとられてしまう危険がある。

 こういった面倒ごとを避けるためにも、ESETで手軽にセキュリティを高め、新生活を気持ちよく過ごせるようにしておこう。