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アズジェントが保護対象別モジュールをマネージドサービスで提供

SaaSの安全利用は“使い慣れたブラウザ”で 導入手軽なプラグイン型セキュリティ

2025年02月14日 17時50分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 アズジェントは、2025年2月4日、SaaSの安全利用を促進するブラウザセキュリティソリューション「SecureLayer Browser Extension(SecureLayer)」の機能をモジュール化し、マネージドサービスプロバイダーを通じて提供開始した。

 SecureLayerは、イスラエルのLayerX Securityが開発した、SaaSの利用拡大に伴うブラウザ起因のセキュリティリスクを軽減するソリューション。ChromeやEdgeといった使い慣れたブラウザにプラグインするだけで、ユーザーエクスペリエンスを損なうことなく、安全なブラウジング環境を構築できる。

 主な機能として、シャドーITを検出する「Webアプリ・SaaS利用状況可視化」、パスワード使いまわしやリスクの高いブラウザ拡張などを制御する「アカウント制御・ブラウザ制御」、AI分析でゼロデイ攻撃などを阻止し、カテゴリ毎にアクセスも制御する「フィッシング対策・URLフィルタリング」、ブラウザ経由の機密データの流出を防ぐ「機密情報・知的財産の保護(DLP)」を提供する。

 アズジェントは、2024年2月よりSecureLayerを販売開始。今回、「SaaS利用の可視化だけしたい」、「CASBを導入しているので生成AIなどに機密情報を漏洩しないようDLP対策だけしたい」といった要望に応え、機能を絞った3種類のモジュールを、価格を抑えて提供する。各モジュールの機能、参考価格は以下の通り。

■サービス名:提供機能(参考価格)
アカウント制御・ブラウザ制御(Authentication)モジュール:Webアプリ・SaaS利用状況の可視化、アカウント制御・ブラウザ制御(月額/1ユーザー:500円)
フィッシング対策・URLフィルタリング(Secure Browsing)モジュール:Webアプリ・SaaS利用状況の可視化、フィッシング対策・URLフィルタリング(月額/1ユーザー:500円)
機密情報・知的財産の保護(DLP)モジュール:Webアプリ・SaaS利用状況の可視化、機密情報・知的財産の保護(月額/1ユーザー:500円)
※フルパッケージの場合の参考価格(月額/1ユーザー:1000円)

各モジュールの機能および参考価格

 加えて、中堅・中小企業は1人情シスや兼任情シスが多く、セキュリティ対策まで手が回らない現状から、各モジュールはSecureLayerを扱うマネージドサービスプロバイダー経由で提供する。

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