「TUF Gaming GT502 Horizon」×ファン10基が魅了する!
2024年イチオシ! ASUSのピラーレスPCケースで最新"映え"PC自作!
2024年12月26日 10時00分更新
完全モジュラー設計、13基ものファンを搭載可能
「TUF Gaming GT502 Horizon」はATXフォームファクターまで対応するミドルタワーケースで、本体サイズはおよそ285×450×446mm。どことなく小型PC自作で使われがちなキューブ型PCケースを思わせる外観のバランスだが、重さはPCケース本体だけで約11kgと、けっこうな重量級である。卓上に設置する場合は注意するといいだろう。
外観を見ていこう。先に述べたピラーレス設計が最大の特徴で、ぱっと見でもかなり解放感のあるデザインなのが分かるだろう。フロントは3分の2ほどがガラスパネルだが、そのすぐ横にフロントインターフェースを配置している。USBポートはUSB 3.2 Gen 1×2、USB 3.2 Gen 2x2 Type C×1が利用可能だ。
内部は大きな空間を2つに区切ったデュアルチャンバー構造となっており、サイドガラスパネル正面のチャンバーにはマザーボードやGPU、背面チャンバーには電源ユニットを配置する。エアフローも独立しており、分かりやすい設計といっていいだろう。
CPU水冷クーラーなどを使う場合、構造上フロント設置ができないため、基本的には正面チャンバーのフロント付近か天面部に配置することになる。背面チャンバーにも360mmのブラケットがあり、120mmまでのラジエーターとファンを組み合わせての取り付けのほか、3つまでのストレージデバイスの組み込みも可能だ。ファンは最大13基までPCケースに組み込めるなど、配置の自由度は高めなので、パーツをどのように組み込むかはしっかり吟味しよう。
ちなみに冷却ファンは1つも付属していないため、必要な場合はケースと一緒に購入しておきたい。
サイドパネルはツールレスで着脱できるほか、各部のパネルやマウントを取り外せるモジュール構造なので、あらゆるパーツを取り外してフレームに近い状態まで分解可能。本製品の特性上、一般的な自作PCよりも多くのパーツを組み込もうとするユーザーが多いと思われるが、一度フレーム状態にしてしまえばそれなりに作業はしやすくなるだろう。
ASUSのPCケースではお馴染みの持ち運び用のハンドルが2本用意されている。重さに強い織物構造でベルト式になっており、ある程度の長さの調整が可能だ。基本的には持ち運ぶ用途で使うが、場合によっては周辺機器などのケーブルマネジメントに使ってもいいだろう。