マイクロソフトは12月11日、Windows Insider Programの参加者向けに、iPhoneとWindows間でのファイル共有機能の提供を開始したと発表した。「Phone Link」と「Link to Windows」アプリを介して、Windows 11およびWindows 10で利用できる。
Windowsの標準機能でiPhoneとのファイル共有が可能に
本機能を利用に必要な要件は以下のとおり。
・iOS 16以降を搭載したiPhone
・Link to Windowsアプリ(バージョン1.24112.73以降)
・Phone Link(バージョン1.24112.89.0以降)
・Windows Insider Programへの登録
ファイル共有機能は、初めてiPhoneとPhone Linkを接続する際に設定可能。既にPhone Linkとペアリング済みのユーザーは、PCで「aka.ms/addAccount」にアクセスすることで設定できる。
iPhoneからWindowsへのファイル共有は、共有アイコンから「Link to Windows」を選択する仕組みを採用。アップル製品間のファイル共有システム「AirDrop」に近い操作感となっている。
WindowsからiPhoneへファイル共有する際は、送りたいファイルを右クリックして、「共有」から「My Phone」を選択する仕組みだ。なお、WindowsからiPhoneに共有できるのはローカルファイルのみで、OneDriveなどのオンデマンドファイルは対象外となる。
Windows Insider Programは、正式リリース前のWindowsを試すことができるマイクロソフトの公式プログラム。基本的には開発者向けのテスト版という位置付けのため、一般ユーザーの利用は推奨されない。