ASCII Power Review 第268回
ボディはマグネシウム合金採用で実測950gでした!!
インテル最新AI CPU「CoreUltra2」搭載で超軽量なのにバッテリーは15時間持ち=「MousePro G4」実機レビュー
2024年11月22日 10時00分更新
マウスコンピューターはインテルの最新NPU内蔵プロセッサー「Core Ultra プロセッサー(シリーズ2)」を採用した14型モバイルノートPC「MousePro G4」を発売した。
本製品はボディーに軽さと剛性を両立したマグネシウム合金を使用。またメモリーを内蔵したCPUを搭載することでメモリースロットが削減され、MousePro G4として最軽量の964gという軽量ボディーを実現した。昨今のノートPCとしては珍しく、接続インターフェースが充実しているのも魅力のモデルだ。
最新AI CPU = Core Ultra 7 258V搭載
1万3200円で「LTE通信モジュール」も追加可能
「MousePro G4」はOSに「Windows 11 Pro 64ビット」、プロセッサーに「Core Ultra 5 226V」(8コア[4P+4E]、8スレッド、4.5GHz、17W)または、「Core Ultra 7 258V」(8コア[4P+4E]、8スレッド、4.8GHz、17W)を採用。メモリーは16GBまたは32GB(LPDDR5X-8533)、ストレージは500GB(PCIe Gen4 x4接続)を搭載している。
標準構成モデルとしては各CPUの2モデルが用意されており、19万9870円と23万9800円。OSは「Windows 11 Home 64ビット」、ストレージは1TB(PCIe Gen4 x4接続)に変更可能。また、プラス1万3200円と比較的安価に「LTE通信モジュール」(nanoSIM+eSIM対応)を追加できる。
プロセッサー、メモリー以外のスペックは共通。ディスプレーは14型WUXGA液晶(1920×1200ドット、60Hz、ノングレア)を採用。ディスプレー上部には500万画素ウェブカメラ(Windows Hello対応)、デュアルアレイマイクが内蔵されている。
インターフェースは非常に充実しており、Thunderbolt 4(USB PD、画面出力対応)、USB 3.1 Type-C(10Gbps、USB PD対応)、USB 3.1 Type-A(10Gbps)、USB 3.0 Type-A(5Gbps)、HDMI、microSDメモリーカードスロット(UHS-I)、3.5mmコンボジャックを装備。ワイヤレス通信はWi-Fi7、Bluetooth5を内蔵。「LTE通信モジュール」を選択した場合には、nanoSIMカードスロットが右側面に装着できる。
本体サイズは314×224×18.3mm、重量は約946g。設計容量53,996mWhのリチウムポリマーバッテリーを内蔵しており、バッテリー駆動時間は動画再生で約6時間、アイドル状態で約19時間と謳われている(JEITA測定法 Ver.3.0)。
キーボードは明るさを5段階で調整可能
無償アップデートでCopilot+ PC対応
「MousePro G4-I7U01BK-E」は47TOPSのNPU「Intel AI Boost」、32GBのLPDDR5X-8533メモリー、500GBのストレージを搭載しており、Copilot+ PCハードウェア要件を満たしており、11月下旬から、無償アップデートによるCopilot+PCへの対応を予定している。ハードウェア的には要件を満たしているが、現時点では「ペイントコクリエーター」や「リコール」などの一部機能が実装されていないため、Copilot+ PCと銘打たれていないようだ。
とは言えカーソルキー横には生成AIアシスタント「Copilot」を呼び出すための「Copilotキー」が配置されているし、前述のとおり無償アップデートは提供される。Copilot+PCでのみ提供されるAI機能は、「MousePro G4-I7U01BK-E」でもすべて利用可能となるわけだ。
88キーの日本語キーボードのキーピッチは約19.1mm、キーストロークは約1.2mm。キーボードバックライトは明るさを5段階できめ細かく調整できる。消灯された飛行機機内などでも適切な明るさに設定できるわけだ。
ディスプレーは前述のとおり、14型WUXGA液晶(1920×1200ドット、60Hz、ノングレア)を搭載。
色域や輝度などは公表されていないが、発色は自然で、よほど強い日差しが当たらないかぎりは屋外でも一定の視認性を得られるだけの明るさを備えている。
ウェブカメラは500万画素ということでさすがに高精細ではないが、室内灯下でも健康的な肌色で撮影できた。ビデオ会議用途であれば実用上十分な画質を備えている。
最高速度は抑えめだが省エネ効果は強力
PCMarkで約15時間のバッテリー駆動を記録!!
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