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Core Ultra 200Sで自作するならコレ!ASUSのクラス別Z890マザーボード5選
2024年12月07日 10時00分更新
最新世代のマザーボードはAIを利用した機能も搭載
最近何かと話題に上る機会が多いAI。今回紹介したZ890マザーボードには、AIを活用した機能が搭載されているのも特筆すべき点だ。ここでは同社のマザーボードのAI機能についても紹介しておきたい。
●AI Overclocking
CPUのオーバークロックは、適切に行えばパフォーマンスを引き上げられるが、場合によっては製品の破損につながる可能性もあり、十分な知識を持ったうえでないと手を出しづらい。
しかし、ASUSの一部マザーボードには、AIを用いてお手軽にオーバークロックを試せる機能が搭載されている。これは、CPUと冷却システムの情報をもとに、予測される推奨の設定を自動で適用してくれるというもの。なお、この機能はCPUとマザーボードが両方対応していなければ使用できない。今回紹介したマザーボードでは、PRIME Z890-P WIFI-CSMを除いた4モデルが対応している。
この設定は、UEFI BIOSの「AI Overclocking」の項目を有効にするだけで変更できる。推奨された設定をそのまま使うか、これをもとにオーバークロックツールでより設定を詰めていくといった使い方ができるだろう。
ただし、オーバークロックは保証外の行為になるので、自己責任で行うことになる。AIのサポートがあるとはいえ、十分な予習はしたうえで手を出したほうがいいだろう。
●AI Cooling II&AI Networking II
対応した環境のPCであれば、同社のユーティリティーソフトである「Armoury Crate」から、AIによるファンの調整機能とネットワークの調整機能が利用できる。
ファン調整機能である「AI Cooling II」は、Armoury Crateのファン調整機能「Fan Xpert 4」で設定することで、冷却性能とファンの騒音のバランスを取った設定を提案してくれるというもの。
一方の「AI Networking II」は、ネットワークのトラフィックの優先度などを管理でき、ゲームなど優先度の高いトラフィックを自動で調整してくれるものとなっている。
●ASUS AI Advisor
「ASUS AI Advisor」は、ASUS製のマザーボードなどに関する質問に答えてくれる同社のAIチャットボット。自然言語での質問に対応してくれるため、より柔軟に情報収集をアシストしてくれる。
ただし、原稿執筆時点で英語のみの対応となっているので、日本語対応が待たれるところ。ASUS AI Advisorは、各マザーボードのサポートページにおける「ドライバーとツール」からダウンロードできる。
AI時代を象徴するZ890マザーボード
トレンドを追うなら見逃せない
日々進歩する技術によって、PC界隈のトレンドも移り変わる。AIの台頭によって、Core Ultra 200Sシリーズをはじめとした次世代のPCパーツはまた新たな進化を遂げてきている。
ゲームやオフィスワーク、クリエイティブ活動においても、こうした技術の活用の幅はより広がっていくだろう。トレンドに乗り遅れないためには、PC環境のアップデートは欠かせない。
今回のZ890マザーボードにおいては、大きな転換期でもあり、ASUSとしてもPRに力を入れている。同社では、今回のためのメディア向けレビューキットも用意したほどだ。マザーボードだけでなく、CPU本体やCPUクーラー、メモリー、CPUグリスがセットになったかなり大型のキットだ。
こうした施策は、今回のZ890マザーボードに対する注力が感じられる。この機にPC自作を考えている人は、この記事をマザーボードを選びの参考にしていただければ幸いだ。
(提供:ASUS JAPAN株式会社)