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ゲーマーからクリエイター向けまで、オススメマザーを紹介!

Core Ultra 200Sで自作するならコレ!ASUSのクラス別Z890マザーボード5選

2024年12月07日 10時00分更新

文● ジサトラユージ/ASCII 編集● ASCII

提供: ASUS JAPAN株式会社

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唯一無二の設計でクリエイターを支える
ProArt Z890-CREATOR WIFI

・実売価格:9万円前後
・製品ページ:https://www.asus.com/jp/motherboards-components/motherboards/proart/proart-z890-creator-wifi/

 ASUSのクリエイター向けブランドである「ProArt」は、製品ラインアップは多くはないものの、ワークステーション向けの特徴的な機能を搭載したものが多い。今回、ProArtのZ890チップセット搭載のマザーボードとして「ProArt Z890-CREATOR WIFI」が登場した。

 クリエイター向けのPCでは、大量の動画や画像ファイルを扱う場合が多く、ゲーミング向けの製品などと比べてストレージの拡張やインターフェースのデータ転送速度などが重要になる。

 本機では、最上段のM.2スロットがPCIe 5.0接続に対応し、大型のヒートシンクも搭載しているほか、PCIe 4.0接続のM.2スロットを4基搭載しており、拡張性は十分。何より、本機ではSSDヒートシンク全体がより簡単に外せるようになっているのが嬉しい。

 他のマザーボードでは、ワンタッチでヒートシンクを外せるM.2 Q-Releaseは最上段のM.2スロットのみだったが、ProArt Z890-CREATOR WIFIの場合は下段のM.2スロットを覆うヒートシンクもワンタッチで外せるようになっている。そのため、例えば仕事で使用したデータを残したまま新しいSSDに取り換えなければならなくなった時などにも、簡単に換装が可能だ。

下部のSSDヒートシンクは、ヒンジで固定され左開きに開くようになっている。ロックはワンタッチで外せるので簡単

 また、背面のインターフェースにThunderbolt 5を2基搭載しているのも本機ならではの特徴だ。Thunderbolt 5は、双方向帯域幅が最大で80Gbpsと前世代から2倍になっており、対応した外付けのストレージなどともより高速なデータ通信ができる。加えてThunderbolt 4も1基搭載しており、外付けデバイスによる拡張性はかなり高い。

背面インターフェースは、DisplayPort、HDMI、Thunderbolt 5×2、Thunderbolt 4×1、USB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2)Type-A×6、USB 2.0×1、10GbE、2.5GbE、オーディオジャック×2など

 さらに、本機はインテルの「Thunderbolt Share」にも対応している。この機能は、Thunderbolt 5/4で2台のPCを繋ぐことで、専用アプリケーションを用いてファイルのやり取りやキーボード/マウスの共有などができる。ワークステーションらしい独自の機能に魅力を感じる人は、ProArt Z890-CREATOR WIFIはオススメだ。

クリエイター向けならではのThunderbolt 5ポート×2。同社のZ890マザーボードでは、ProArt Z890-CREATOR WIFIと最上位機種の2つしか搭載していない

安価ながらビジネスにも便利な機能
PRIME Z890-P WIFI-CSM

・実売価格:4万7000円前後
・製品ページ:https://www.asus.com/jp/motherboards-components/motherboards/csm/prime-z890-p-wifi-csm/

 より安価にPCを組みたいという人には、「PRIME」シリーズが人気だ。新しい「PRIME Z890-P WIFI-CSM」も、機能は必要最小限に抑えられているが、そのぶん価格が安くなっている。

 もちろん、必要最小限と言っても、Z890ならではのトレンドを抑えた機能はしっかりと備わっている。PCIe 5.0対応のM.2スロットを搭載し、Wi-Fi 7やThunderbolt 4といった要素もしっかりと備えている。

M.2スロットは、PCIe 5.0×1とPCIe 4.0×3の4基搭載

 M.2スロットにはM.2 Q-Latchといった最新の設計も取り入れられており、PCIe x16スロットにも、簡易的ではあるがビデオカードを取り外しやすくする「PCIe Slot Q-Release」が搭載されている。

大型のビデオカードでも隠れずに押しやすいPCIe Slot Q-Release

 そのほか、背面インターフェース部分に、安価なモデルでは省略されがちなBIOS FlashBackボタンを搭載しているのも嬉しいところだ。

背面インターフェースは、DisplayPort、HDMI、Thunderbolt 4×1、USB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2)Type-A×1、USB 5Gbps(USB 3.2 Gen 1)Type-A×2、USB 2.0×4、2.5GbE、オーディオジャック×3など

 PRIMEシリーズのマザーボードは、ビジネス向けのマザーボードとしての側面もあり、このPRIME Z890-P WIFI-CSMも、「ASUS Corporate Stable Model(CSM)」というプログラムに属する製品となっている。

 CSMのマザーボードには、ITマネジメントソフトウェアの「ASUS Control Center CSM版」が付属する。本ソフトは、リモートデスクトップやPCのファームウェアアップデート、BIOS設定といった管理業務が行えるソフトで、会社で一括でPCを管理したいといった用途に活用できる。

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