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2025年展開予定の社外DX基盤をCybozu Daysで参考出展

kintoneを活用したコラボレーションサイトを構築できる「gusuku Everysite」

2024年11月07日 07時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 アールスリーインスティテュート(アールスリー)は、2024年11月1日、kintoneをはじめとした複数のSaaSをつなぐ社外DXプラットフォーム「gusuku Everysite」を開発していることを発表した。同基盤は、2025年7月に正式リリース予定で、11月7日から8日に開催されるCybozu Days 2024にて参考出展される。

 同社はこれまで、kintoneをノーコードでカスタマイズできる「gusuku Customine」で社内の業務改善を推進してきた。今回開発したgusuku Everysiteは、社外とのコラボレーションを改善する目的で開発されている。

 従来の各種SaaSをつなぐフォームサービスやマイページサービスは、既存Webサイトへの埋め込みや誘導で社内システムと連携するため、唐突にUIが変化するなど、ユーザー体験の向上に限界があったという。また、Webサイトの構築と社内システムの開発で、複数ベンダーとの調整が必要だった。gusuku Everysiteは、「このWebサイトと社内システムの垣根を取り払うプラットフォーム」だとアールスリーは説明する。

 gusuku Everysiteの特徴は、フォームサービスやマイページサービスではなく、Webサイトそのものを構築ができることだ。たとえば、kintoneをCMSのように利用して、入力されたデータをもとにWebサイトの各ページを生成することが可能だ。

 各ページは柔軟にレイアウトを変更でき、静的生成と動的生成の双方に対応して、データの取得方法を柔軟に選択できる。加えて、gusuku Customineにおけるノーコードでのカスタマイズ技術を応用して、フォーム送信前に独自のエラーチェックをしたり、ユーザーの入力に応じて選択肢を動的に変更したりと、従来のノーコードのウェブ開発サービスにはないカスタマイズ性を備えているという。

強力な画面カスタマイズが可能

 gusuku Everysiteは、2025年3月にプレビュー版を提供して、2025年7月に正式リリース予定。アールスリーは、2024年11月7日から8日に幕張メッセで開催されるCybozu Days 2024で、gusuku Everysiteのプロトタイプを参考出展し、同社ブース内でセミナーも展開する。

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