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目指すは楽団所属&娘との合奏! アラフォーシングルマザーが再び音楽の道へ【作者に聞いた】

文●杉山幸恵

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終始ドキドキが止まらない⁉ 所属する楽団で娘のすーちゃんと初合奏

 念願だったすーちゃんとの初合奏ではあるが、「終始ドキドキしていた」という龍たまこさん。でも、そんな心配は無用だったようで…。

 「どうしても保護者目線になってしまって(笑)。娘がちゃんと参加できているか、周りの金管の人とうまくやっているか、そんなことばっかり心配してあまり自分の演奏に集中できませんでした。一方、すーちゃんは堂々と吹けていました。度胸あります(笑)。その後も、できるる範囲で練習に参加していて、本番も1回出ましたし、次回の舞台も一緒に出ることになっています!」

 順調にアルトサックスの演奏、そして楽団での合奏を楽しんでいる龍さんに、現在の目標を聞いてみた。

 「せっかく楽器をやっているんですから、うまくなりたいですね。自分の理想の音に近づけていきたいし、もっと知識も技術もつけていきたい。吹奏楽は一人じゃ絶対にできないんですよね。みんなで作り上げるもの。だから、そんな経験ができることに感謝して、1回1回の練習を大切にしていきたいです」

 保育士と漫画家というダブルワークをしながら、3人の子育てをするシングルマザーである龍たまこさん。40代になってからのチャレンジに最初は葛藤もあったが、見事夢をかなえた経験から、何かを新しいことを始めてみたいという人にアドバイスをもらった。

 「子育てしながら、働きながら、何かに挑戦するって躊躇しますよね。時間がない、お金がない、余裕がない……自分もそう思ってかなり葛藤しました。でも、一歩踏み出してみたら、新しい扉が開きました。こんな世界があったのか!って感じ。私くらいの年齢になると、『もう40過ぎてるし、今から新しいことなんてやってもな…』って思う方も多いかもしれませんが、何事においても、遅すぎるということはありません。今が一番若いのです。ウチの楽団にはおばあちゃんもいます。おばあちゃんがドラムを叩いてるんです。本当にカッコいいですよ!『やりたい!』と思ったときがその時です。何歳からだっていい、人生一度きり。せっかく生まれてきたんだから、好きなことをして楽しんで生きたいですよね」

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