インフルエンサーの声をAIで模倣
Q:「AI音声詐欺」ってなに?
A:AIを使って他人の声を模倣した「ニセの音声」を使って実行される詐欺。
おすすめの関連記事
ジャンプ+に「次にくるマンガ」たちが集合しまくって前週比240%増
「音声クローン詐欺」とも。
詐欺師はターゲットの家族や身近な人物の音声を何らかの手段で入手し、その声色をAIに学習させる。そしてAI音声を使ってターゲットの家族などになりすまして電話連絡し、さまざまな理由をでっちあげて金銭を要求する。
さらには、企業の経理担当者に対して上役(経営責任者や財務責任者)になりすました詐欺師が支払いを求める事案も発生している。
加えてここ数年は、SNSを舞台にしたAI音声詐欺も発生している。
有名インフルエンサーの声を入手してAIに学習させ、詐欺師が販売する商品(たとえば有名ブランドのコピー品など)について、あたかもそのインフルエンサーがオススメしているようなナレーションを作成してSNSに投稿する。
そしてその投稿が、詐欺師が作成した販売ページにユーザーを誘導するきっかけにもなってしまう。すでに問題となっている「SNS型投資詐欺」の亜種とも言える手口で、要注意と言える。

この連載の記事
-
第108回
デジタル
「スミッシング」はSMSを使ったフィッシング詐欺のこと! -
第107回
デジタル
「生体認証」はパスワードが破られるAI時代に必須の仕組み -
第106回
デジタル
「セキュリティーポリシー」とは企業の情報資産を守るためのルール -
第105回
デジタル
狙い撃つぜ!「標的型メール攻撃」は企業に侵入するための第一歩 -
第104回
デジタル
ゴミ箱漁りも立派なハッキングです!「ソーシャルエンジニアリング」って何? -
第103回
デジタル
「VPN」は無料ではなく有償サービスを選ぶべき! なぜかと言えば…… -
第102回
デジタル
アサヒやアスクルの被害で再び注目「ランサムウェア」ってなに? -
第101回
デジタル
子どもを守る「ペアレンタルコントロール」のガチガチ制限は逆効果 -
第100回
デジタル
もうすぐ始まる「スマホ新法」で何が変わる? 便利な機能が削られる可能性も -
第99回
デジタル
今さら聞けないセキュリティ単語筆頭!? 「フィッシング詐欺」ってなに? -
第98回
デジタル
「ブラックフライデー」は毎年11月に「お買い得と詐欺」をもたらすカオスなシーズン - この連載の一覧へ

