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アップル最高財務責任者(CFO)退任へ

2024年08月27日 10時30分更新

文● G.Raymond 編集●ASCII

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 アップルは8月26日(現地時間)、最高財務責任者(CFO)の交代を発表した。現CFOのルカ・マエストリ氏が2025年1月1日付で職を離れ、後任にキーバン・パレク氏が就任する予定。

 マエストリ氏は2014年5月の就任から、10年以上にわたってCFOを務めてきた。マエストリ氏は完全に退任するわけではなく、情報システムや技術、情報セキュリティ、不動産開発などを担当する企業サービス部門の責任者として、引き続きティム・クックCEOの直属で働くことになる。

 後任のパレク氏は現在、アップルの財務計画・分析担当副社長を務め、11年間にわたって同社で働いてきた。財務計画・分析、一般管理費・福利厚生費財務、投資家向け広報、市場調査などを統括している。

 ティム・クックCEOは、マエストリ氏の功績を称え、「アップルの長期的な経営において非常に優れたパートナーだった」と評価。また、パレク氏については「鋭い知性、賢明な判断力、財務の才能を持ち合わせており、アップルの次期CFOとして最適な人材だ」とコメントしている。

 マエストリ氏のCFO在任中、アップルの収益は2倍以上に成長し、サービス部門の収益は5倍以上に拡大した。マエストリ氏は「世界で最も革新的で尊敬される企業に仕えることは、私の職業人生における最大の特権だった」と述べ、パレク氏への信頼を表明している。

 

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