アップルは7月30日、「衛星経由の緊急SOS」の提供を日本で開始した。携帯電話通信やWi-Fiの圏外でも、衛星通信を使って緊急通報サービスに情報を送信できる。iPhone 14およびiPhone 15シリーズの全モデルで利用可能。2022年に米国とカナダで開始されたサービスで、日本は17ヵ国目の提供国となる。
山岳地帯や海上など通常の通信手段が使えない場所でも、ユーザーは緊急時に助けを求めることができるようになる。視界が開けた条件下では15秒程度でメッセージを送受信できる。さらに、「探す」アプリを使って衛星経由で自分の位置情報を家族や友人と共有することも可能。
アップルは、このサービスがすでに人命救助に貢献していると述べており、日本での導入によって、より多くの人々の安全が確保されることが期待される。