Apple Pencilの選び方
【活用提案】いまやiPadになくてはならない「Apple Pencil」 バリエーションが増えた中からどれを選ぶ?
2024年09月25日 13時00分更新
●USB-C端子搭載のiPadで使える「Apple Pencil(USB-C)」
「Apple Pencil(USB-C)」は、2023年10月に発売されたモデル。デザインは第2世代とほぼ同じだが、安価なのが特徴。ただし、そのぶん一部の機能が削られている点は注意が必要だ。
ペンの上部先端にはフタが付いており、これをスライドさせるとUSB-C端子が現れ、そこにケーブルを接続して充電とペアリングができる。そのため、USB-C端子を搭載したiPadならどれでも使えるので汎用性が高い。
このモデルで非搭載となった代表的な機能は「筆圧検知」だ。描いている線に強弱がつけられなくなったので、イラスト作成といったデザイン用途で使う人は注意が必要。また、ダブルタップ機能も省略されている。
さらに、第2世代と同様にiPadへマグネットで取り付けられるが、充電とペアリングはできない。このように、第2世代で便利だった機能が省かれているので、選択する際はこれらの機能を使うかどうか、確認することが必要だ。
【Apple Pencil(USB-C)対応のiPad】
・13インチiPad Pro(M4)
・11インチiPad Pro(M4)
・13インチiPad Air(M2)
・11インチiPad Air(M2)
・12.9インチiPad Pro(第3世代、第4世代、第5世代、第6世代)
・11インチiPad Pro(第1世代、第2世代、第3世代、第4世代)
・iPad Air(第4世代と第5世代)
・iPad mini(第6世代)
・iPad(第10世代)
●新機能を採用した最上位モデルの「Apple Pencil Pro」
2024年5月、「iPad Pro(M4)」「iPad Air(M2)」と一緒に発表されたのが、「Apple Pencil Pro」だ。名前に「Pro」と付くだけあって、現在、最も高機能なApple Pencilとなる。
追加された機能は「スクイーズ」と「バレルロール」。スクイーズは、ペンを強く握ると、画面上にツールパレットを表示できるというもの。ペンを移動させなくても、即座にツールが切り替えられて便利だ。
バレルロールは、ペン内部にあるジャイロスコープによってApple Pencil Proの回転を認識し、ペンやブラシの先を回転できる機能。より細かくペン先をコントロールできるようになった。
便利なダブルタップ機能は、引き続き利用可能だ。ダブルタップ時に「触覚フィードバック」によってブルッとペンが震えるようになったので、ツールの切り替わりを直感的にわかるのがメリット。さらに、「探す」アプリにも対応したので、Apple Pencilをなくしても場所の特定ができる。なくしやすいデバイスなので、これはうれしい機能の追加だ。
充電やペアリングの方法は、第2世代と同じ吸着方式。だが、マグネットの位置が異なるため、第2世代対応のiPadでは利用できないので注意しよう。
【Apple Pencil Pro対応のiPad】
・13インチiPad Pro(M4)
・11インチiPad Pro(M4)
・13インチiPad Air(M2)
・11インチiPad Air(M2)
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