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iPadをもっと使いこなす!”驚”活用テク 第29回

「ChatGPT」を活用する③

【活用提案】iPadで「ChatGPT」の有料プランを利用するときに知っておきたいポイントはこれ!

2024年09月07日 13時00分更新

文● 岩渕 茂 編集●ASCII

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「Plus」プランなら商用利用可能な画像を生成できる

 ここからは「Plus」で利用できる機能について紹介していこう。

 まず、あらゆる場面で活用できるのが画像生成だ。「Plus」ユーザーは、OpenAIが開発した画像生成モデルであるDALL-E 3を使って画像を生成できる。

 これを利用するメリットは、商用利用が可能な点だ。画像生成自体はマイクロソフトの「Copilot」などでも可能だが、商用利用ができないため、あまり実用的ではない。一方、ChatGPTで生成した画像なら、安心してプレゼン資料やサイトに掲載するイラストなどを生成できる。

 作成方法も、プロンプトで生成したい画像を指示するだけだ。例えば、「草原を見ている若い女性のイラストを作成してください。タッチは日本のアニメふうでお願いします」と入力すれば、この内容に沿ったイラストがすぐに生成される。

生成したい画像の内容を入力して送信すると、そのイメージに沿った画像を生成できる。「アニメ調」や「写真ふう」などのように具体的なスタイルの指定も可能だ。

 便利なのは、生成されたイラストは範囲を指定して修正の指示ができること。例えば、生成した画像の指定した場所に何かアイテムを追加したい場合は、その部分を範囲選択して、プロンプトで追加したいアイテムを指示するだけで画像を修正してくれる。

生成された画像をタップすると、画像の編集画面が表示される。「選択する」をタップし、アイテムを追加したい部分をなぞって選択する。選択できたら、「次へ」をタップする。

編集した画像が添付されるので、追加したいアイテム、ここでは「林を追加してください」とプロンプトに入力して送信。すると、選択した範囲に指示したアイテムが追加された画像が再生成される。

自分の描いたイラストをブラッシュアップできる

 テキストによる指示だけではなく、自分の描いたイラストやデザインをブラッシュアップすることも可能だ。例えば、図で説明したほうがわかりやすい資料を作りたいときは、簡単なラフスケッチをiPadで描いて保存し、ChatGPTにブラッシュアップを依頼すればいい。

 このほかにも、自分で描いたラフをもとにアイコンを作ることも可能。このように、絵を手描きできるiPadと画像生成AIは非常に相性がよく、いろいろな用途で活用できるだろう。

「メモ」アプリで描いた手描きイラストを添付し、「イラストをかわいく描き直してください」と指示してブラッシュアップした例。このように手描きイラストも簡単に修整できる。

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