アップルのAI、「Apple Intelligence」がiPhoneやMacを変える! 「WWDC24」特集 第4回
iOS 18ではアイコンを自由に配置可に! カスタマイズの幅が大きく広がる
2024年06月11日 06時45分更新
アップルは、今秋に正式版をリリース予定の「iOS 18」を公開。パブリックベータ版の配信は7月に開始する。iPhone XS/XR以降(第2世代SEを含む)で対応する。
Apple Intelligenceに注目が集まる次期iOSだが
ホーム画面がいろいろ弄れるようになったのがうれしい!
iOS 18の目玉と言えば、アップル独自のAI「Apple Intelligence」も含まれるが、既存のiPhoneで利用可能になるのはiPhone 15 Pro/Pro Maxのみ。Apple Intelligence絡みの機能は別記事で紹介しているので(「アップルのAIは「Apple Intelligence」! 今のiPhoneでは15 Proのみ利用可能」)、ここではそれ以外の新機能を紹介しよう。
iOS 18の目玉と言えるのが、ホーム画面のカスタマイズ。iOSでは左上からアプリアイコンが自動で詰めて表示されるスタイルが続いてきたが、ついに任意の空きスペースにアプリやウィジェットを配置可能に。お気に入りの壁紙を最適な形で表示できるようになった。
また、そのアプリアイコンはダークモードに合わせて、背景を黒にしたり、アイコンの色をユーザーが選んだ単色で表示することも可能に。自分好みに仕上げられるようになったわけだ。
コントロールセンターに他社製アプリのコントロールも追加可
こちらもユーザーのカスタマイズの幅が広がる
コントロールセンターも大きく変化している。従来はボリュームや画面の明るさなど、いくつかの決まった設定項目にアクセスするためのものというイメージが強かったが、アップル製以外のアプリのコントロールも追加できるようになったほか、グループを作成して、スワイプで表示を切り替えたり、コントロールのサイズを変更するなど、こちらもカスタマイズが可能になり、ユーザーがより使いやすくなった。
カスタマイズ可能といえば、ロック画面の下部にある2つのアイコンも同様。従来は懐中電灯とカメラだったが、ユーザーが機能を変更したり、また削除することもできる。
写真アプリやiMessage、メールアプリも進化
結構うれしいゲームモードの追加 フレームレートが安定
写真アプリも大きく進化した。旅行や各種イベントで大量に写真を撮ると、目的の写真を探すのが大変になるが、訪れた場所や人物、ペットごとなどに写真がまとめられるので、それをピン留めするなど、見たい写真のアクセスが容易になる。
iMessageでは文字に太字や斜体、取り消し線の書式を加えたり、テキスト自体にエフェクトをかける機能、さらにメッセージの予約送信も可能に。米国で対応している衛星通信経由の通信では、従来の緊急通報に加え、iMessageやSMSでのメッセージの送受信に対応した。
メールアプリでは受信したメールの整理と分類が行なわれ、「重要」「取引」「アップデート(通知)」「プロモーション」などの自動振り分けをするように。また、特定の企業からのメールはすべてまとめてくれるダイジェスト表示も追加された。
ゲームモードもついにiOSにも採用された機能の1つで、ゲームプレイ中のハードウェアリソースを最適化することで、フレームレートを安定させるとともに、AirPodsやコントローラーといったワイヤレス接続のアクセサリー類のレスポンスが向上するとしている。
Apple Intelligenceに注目が集まりそうな、今年のiPhone/iOSだが、iOS 18のカスタマイズの幅が広がったのは大きなプラス。これまで以上に自分だけのiPhoneを作れる魅力的なアップデートになりそうだ。
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