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有機EL搭載&真のプロ仕様になったiPad Proに、Apple PencilもProに進化! 春のiPad祭り特集 第12回

新iPad AirとiPad Pro 買い物徹底攻略ガイド! 注目すべきポイントはどこ?

2024年05月10日 07時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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新しいiPad Pro、iPad Airに対応するApple Pencil Pro。交換用のペン先は従来のアップル純正品が使えます

Apple Pencil ProはiPadシリーズとの互換性に注意

 新しいiPadと一緒に発表された専用アクセサリーについても、注目のポイントをおさらいしましょう。

 Apple Pencil Proは本体内蔵のセンサーを増やして、新たにペン先側の本体を押し込む「スクイーズ」や、ペン軸を回転させる「バレルロール」というジェスチャー操作を組み込んでいます。またペンによる操作に触感センサーで、フィードバックを返すこともできます。

 アップルが外部のデベロッパに提供するPencil Kitのフレームワークも、Apple Pencil Proの新機能に対応しました。今後はGoodNotes 6やProcreateのようなサードパーティの対応アプリが、続々と増えます。

 Apple Pencil Proには「探す」機能があります。筆者もApple Pencilを持ち歩くとよくバッグの中で迷子になったり、打ち合わせ先に置き忘れてヒヤリとすることがあります。Apple Pencilは行方不明になりやすいデバイスだと思うので、「探す」機能への対応は大歓迎です。

新しいジェスチャー操作や「探す」機能を追加しています

 大きな進化を遂げた「Apple Pencil Proだけ買ってみたい」と考えている方も、少なくないと思います。残念ながら本機は新しいiPad ProとiPad Airだけに対応するデジタルペンです。第2世代のApple Pencilに対応するiPadシリーズでは、使えません。反対に第2世代のApple Pencilを、今回発売される新しいiPad ProとiPad Airで使うこともできません。ペンをよく使う方は、iPad本体と一緒に購入する必要があります。

iPad Proのキーボードには何を選ぶ?

 新しいMagic KeyboardはM4チップを搭載するiPad Proの専用アクセサリーです。iPad ProをモバイルPCとしてテキストタイピングにもフル活用される方は、従来のMagic Keyboardが流用できなくなります。

とてもスタイリッシュな新しいMagic Keyboard。このアクセサリーに触れてしまうとiPad Proがものすごくほしくなります

 新しいMagic Keyboardは薄型軽量化を果たし、本体のキーボード側にアルミニウム素材を使ったことで堅牢性能も向上しています。とても魅力的なアクセサリーですが、筆者のようにApple Pencilを使ってよくiPadシリーズで文字やイラストを書く方には、iPadに装着したまま使えるSmart Keyboard Folioの方がおあつらえ向きです。

 今のところまだアップルから新しいSmart Keyboard Folioの発表がありません。筆者はiPad Proを買ったら、しばらくはSmart Folioカバーを装着して、タイピング作業にも使う際にはワイヤレスキーボードを持ち歩こうと思っています。

 13インチのiPad AirはSmart Folio Keyboardが使えるので、その点では12.9インチのiPad Proからの「移行先」として候補に挙がってきます。ただ、筆者は高精細なUltra Retina XDRディスプレイの映像にひと目ぼれしてしまったので、やはりiPad Proを選ぼうと思っています。近く実機のレポートもお届けしたいと思います。

 

筆者紹介――山本 敦
 オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

 

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