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「STYLE-14FH128-U7-UH2X」をチェック、16:10ディスプレーを採用

1kg以下の14型ノートPCで「Stable Diffusion」も、Core Ultra 7でやりたいことを加速しよう

2024年05月13日 11時00分更新

文● 山口優 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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 Core Ultraプロセッサーの大きな特徴としてNPU(インテル AI Boost)が内蔵されていることが挙げられる。そこでそのNPUの性能をチェックするため、画像編集ソフトの「GIMP」にインテルが提供しているプラグイン「OpenVINO AI Plugins」を導入して、画像生成AIの「Stable Diffusion」を利用してみた。

 GIMPで新規画像を作成し、Stable Diffusionを実行してみるとタスクマネージャーのNPUの使用率が100%近くに跳ね上がり、ちゃんとCore UltraのAIエンジンが作動していることが分かる(ただし、すべてのプロセスがNPUで処理されているわけではなく、CPUやGPUも使用されている)。

GIMPでStable Diffusionを実行しているところ。生成したい画像や除外条件、推論ステップ数などを決め、「Generate」をクリックするだけで画像が生成される

GIMPでStable Diffusionを実行すると、NPUの使用率が70~100%に跳ね上がった

GIMPでStable Diffusionを実行して生成された画像。手軽にリアルな画像が生成できて楽しい

Stable Diffusion単体(Stable Diffusion Web UI)で画像を生成しているところ。CPUのみで動作させているため処理に6分以上の時間がかかってしまっている

 今回は生成したい画像のキーワードを入力し、パラメーターのうち「Number of Inherence steps」を50に設定して試してみたが、フォトリアルな猫の画像を35秒83で生成することができた。

 利用したモデル(Stable Diffusionに学習させるデータのセット)やパラメーターなどの条件が異なるため単純な比較はできないものの、Stable Diffusion単体をCPUのみで実行した場合は同じキーワードで6分12秒78かかったので、NPUの存在がちゃんと生成AIの高速化に寄与していることがうかがえる。今後NPUに対応したアプリが増えてくれば、本製品のポテンシャルをより多くの場面で引き出すことができるはずだ。

 このほか、ストレージやバッテリーの性能もチェックしてみた。ストレージはPCIe4.0x4レーン接続のNVMe対応SSDが採用されていたが、CrystalDiskMarkでチェックしてみたところ、シーケンシャルリードが4300MB/s超となかなか高速。OSの起動やデータの読み込みもサクサクしており快適に作業することができた。

CrystalDiskMarkの結果

 バッテリー駆動時間は、カタログスペックでは動画再生時 7.8時間、アイドル時 11.6時間(JEITA3.0準拠)となっている。そこで、ディスプレーの明るさを50%に設定し、プリインストールされている「Control Center」で動作モードを「静音」にセットしてYouTubeのフルHD動画をフルスクリーン再生させたところ、7時間35分の連続駆動が可能だった。ほぼ公称通りの性能で、普段使いには十分すぎる長さといえるだろう。

ノートパソコンを持ち運んで場所を選ばず使用したいユーザーに最適

場所を選ばずさまざまな作業がしたい人にオススメ

 1kgを切る軽量&頑丈ボディに、アスペクト比16:10の見やすい14型ディスプレーや、生成AIを高速に実行できるインテルCore Ultraプロセッサーを搭載した「STYLE-14FH128-U7-UH2X」。処理性能が高いだけでなくバッテリー駆動時間も長く、出先など電源を確保することが難しい場所でも安心して使用することができる。

 黒を基調としたシンプルで洗練されたデザインのため、シーンを選ばず使えるのも魅力的なポイント。気軽に持ち歩ける高性能なモバイルノートパソコンを探している人や、生成AIに興味がある人、使い勝手のよいノートパソコンを探している人には、ぜひ注目してほしい製品だ。

(提供:ユニットコム)

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