日本語含む多言語対応、プロ・ビジネスプラスプランの有償アドオンとして展開
Slack AIが待望の日本上陸 チャンネルの「まとめ」が毎朝届く機能も追加
2024年04月19日 16時15分更新
Saleseforceは、2024年4月18日(米国時間)、Slackに生成AIをネイティブ統合した「Slack AI」が、日本語を含む多言語に対応したことを発表した。プロプラン、ビジネスプラスプランの有償アドオンとして展開される。
Slack AIは、Slack上に蓄積された社内のナレッジを生成AIを通じて即座に活用でき、プロンプトを用いることなく利用できる。
Slack AIでは、対話形式の質問に対して、Slack上の情報に基づく回答が得られ、参照元も簡単に深掘りできる「検索」機能、該当のチャンネルやスレッドに対して、未読や任意の期間における会話をワンクリックでまとめてくれる「要約」機能が提供される。
加えて今回新たに、要約機能から派生した「まとめ」機能が発表された。指定したチャンネルの要約を毎朝配信してくれる機能で、見逃した可能性のある会話のダイジェストを受け取ることができる。また、ユーザーの行動に基づいて、追加するべき“おすすめ”のチャンネルも提案される。
Slack AIは、プロプラン、ビジネスプラスプランの有償アドオンとして、ユーザーあたり月額1200円(米国では10ドル)で提供される。今後、Slack AIは、検索や要約機能がコンテキストとして参照とするデータソースの範囲を、ファイルやSlackアプリ、canvas、クリップなどに拡大していく予定。また、Salesforce CRM向けの生成AIアシスタントである「Einstein Copilot」と連携させ、AIを活用したCRMのインサイトをSlackに直接取り込めるようにしていく。