GmailデータをExcelに取り込む方法|Gmail APIの使い方

CData

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 本記事はCDataが提供する「CData Software Blog」に掲載された「GmailデータをExcelに取り込む方法|Gmail APIの使い方」を再編集したものです。

 本記事ではGmail APIを使ってノーコードで(プログラムを書くことなく)Gmailのメッセージデータなどを取得する方法をご紹介します!

Gmail側での設定|Gmail APIの有効化

1.Google Cloudにアクセスし、Gmailデータの取得に使用するGoogleアカウントでログインします。

2.コンソールを開き、下記画像のページに移動したら[プロジェクトの選択]>[新しいプロジェクト]をクリックします。

3.[プロジェクト名]に任意の名前を入力し、[作成]をクリックします。

4.[プロジェクトの選択]で手順3で作成したプロジェクトをクリックします。

5.[API とサービス]をクリックします。

6.[+ API とサービスの有効化]をクリックします。

7.[Gmail API]を探し、クリックします。

8.[有効にする]をクリックします。

9.[認証情報を作成]をクリックします。

10.下画像のとおり設定し、[次へ]をクリックします。

(1)認証情報の種類

・[APIを選択]Gmail APIを選択
・[ユーザーデータ]にチェックを入れる

(2)OAuth同意画面

・[アプリ名]任意の名前を入力
・[ユーザーサポートメール]、および[ディベロッパーの連絡先]手順1でログインしたGoogle アカウントのGmail アドレス

(3)スコープ

初期値のまま(何も設定せず)[保存して次へ]をクリックします。

(4)OAuthクライアントID

・[アプリケーションの種類]任意のものを選択します(※画像ではウェブアプリケーションを選択
・[名前]任意の名前を入力
・[承認済みのリダイレクトURI]「http://localhost:」につづけて、弊社製品をご利用のマシンの空いているポート番号((例)http://localhost:33333)

11.クライアントIDをコピーしテキストファイルなどに控えたのち、[完了]をクリックします。

12.[認証情報]>[OAuth 2.0 クライアント ID]項目の作成したアプリ名をクリックします。

13.クライアントシークレットをコピーし、テキストファイルなどに控えておきます。

14.[OAuth 同意画面]の項目[テストユーザー]の[+ADD USERS]にて手順1でログインしたGoogleアカウントのGmailアドレスを入力し、[保存]をクリックします。

ExcelでGmailデータを取得する

15.手順1~14を実施後、しばらく時間をおいて接続テストをお試しください。接続テストの方法は下記のとおりです。(Googleによると設定が反映されるまで5分~数時間かかるそうです。)

15-1.Excelをご利用のマシンで、Excel Add-In for Gmailをダウンロード、インストールします。

15-2.タブ[CData]>[データの取得]>[取得元:Gmail]をクリックします。

15-3.下記の通り入力し、[接続テスト]をクリックします。

 次に、タブ[標準]にて以下を入力ください。

・[Schema]REST
・[Auth Scheme]OAuth
・[Initiate OAuth]GETANDREFRESH
・[OAuth Client Id]手順11で控えたクライアントID
・[OAuth Client Srcret]手順13で控えたクライアントシークレット

 次に、タブ[詳細]にて以下を入力ください。

・項目[OAuth]の[Callback URL]手順10の(4)で設定した承認済みのリダイレクトURI(例:http://localhost:33333)

16.ブラウザが立ち上がりますので各種許可設定を実施ください。なお、この際にGoogleアカウントへのログインを求められた場合は、手順1でログインしたGoogleアカウントを選択してください。

※下記メッセージが表示された場合は内容を確認のうえ[続行]をクリックします。

※下記メッセージ、あるいは複数のチェックボックスが含まれるメッセージが表示されます。内容を確認のうえ(必要なチェックボックスにチェックを入れ)[続行]をクリックします。

17.下画像が表示されたらExcelに戻ります。

18.接続できた旨のメッセージを確認したら各[OK]をクリックします。

19.[選択]をクリックするとテーブル一覧が出てくるので、利用したいテーブル名を選択、各[OK]をクリックすると、Sheetに当該テーブルデータが取得されます。

まとめ

 以上、Gmail APIを使ってノーコードでGmailのメッセージデータなどをデスクトップ版Excelに取得する方法でした。

 弊社製品を用いますとデスクトップ版Excelだけでなく、オンライン版のExcelやGoogle Sheet、Tableau、Power BIなど様々なツールからGmailのデータに手軽に接続いただけます。

ツール名を共有いただければ詳しい情報をご案内しますので、チャットやお問合せフォームからお気軽におたずねください。

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