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LEVEL∞のゲーミングデスクトップ「LEVEL-M7A6-R77-TEX」を検証

20万円以下でこの性能は高コスパだぞ! 手頃でゲームを快適に遊ぶBTOPCがほしいならコレ

2024年04月10日 11時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

提供: ユニットコム

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クリエイティブ用途にもガッツリ使える性能
ストレージも十分高速!

 では、LEVEL-M7A6-R77-TEXの性能についてチェックしていこう。スペックをおさらいしておくと、Ryzen 7 7700、Radeon RX 7700 XT、16GBメモリー、1TB SSDという構成だ。20万円を切る価格のモデルながら、メモリーはDDR5を採用。ストレージも1TB SSDと、ゲームプレイのみであればそこまで困らない容量が搭載されている。

左がCPU-Z、右がGPU-Zの実行結果

 まずは、パソコンの総合性能を計測できる「PCMark 10」からチェックしたところ、総合スコアが9665という結果になった。

「PCMark 10」の結果

 詳細をみていくと、アプリ起動速度、ビデオ会議、Webブラウジングの性能を測る「Essentials」が12351。表計算や文書作成のオフィスソフト性能を測る「Productivity」が11151。写真編集や動画編集、3DCG製作などのクリエイティブ性能を測る「Digital Content Creation(DCC)」が17791を記録した。

 いずれも高スコアとなっており、メインマシンとしてもかなり高性能といえる。とくにDCCの結果は要注目で、クリエイティブな用途にも存分にその性能を発揮できるスコアだろう。

 ストレージ速度を計測する「CrystalDiskMark」では、シーケンシャルリードで6546.84MB/s、ライトで5889.38MB/sという結果になった。ゲームにおいては全く心配することなく快適に動作するほか、クリエイティブ用途に使いたいといった場合にも、十分満足できる速度といっていいだろう。

「CrystalDiskMark」の結果

 コスパの高いモデルだと、ストレージ速度はゲームには十分使えるけど、クリエイティブになるとちょっと……というような速度のストレージを搭載している場合も少なくない。しかし、LEVEL-M7A6-R77-TEXの場合は十分高速なストレージを採用しており、高コスパでかつマルチに使えるマシンとして構成されているなと感じる。

 3Dグラフィックス性能を計測できる「3DMark」では、DirectX 12 Ultimateに対応する「Speed Way」が3250、DXRベースのレイトレーシングテスト「Port Royal」が8963、DirectX 12でのテスト「Time Spy Extreme」が7496、「Time Spy」が15883という結果になった。

「3DMark」の結果

Speed Wayの結果

Time Spyの結果

 Time Spyの結果が1万5000を超えているということで、フルHDやWQHDにおいては、高負荷なタイトルでも快適なゲームプレイを実現できるだろう。4Kや、レイトレーシングオンかつ高解像度・高設定でゲームプレイしたいという場合は、タイトル次第となるかもしれない。

 そこで、実際のゲームのベンチマークや、ゲームプレイ時のフレームレート計測も実施した。

 まずは、「Apex Legends」から。射撃訓練場を周回した際のフレームレートを、解像度を変えつつ「Fraps」で計測した。

「Apex Legends」の結果

 結果は、WQHDとフルHDでは平均が240fpsを超えているので、フルHD+240Hzといった FPS向けのゲーミングディスプレーと組み合わせれば、超快適にプレイできる。4Kでも平均が144Hzに迫るフレームレートを記録しているので、4K+144Hzといったディスプレーと組み合わせても快適にプレイ可能だ。

 続いて、「STREET FIGHTER 6 ベンチマークツール」を4K解像度で計測。結果は以下のとおりになった。

「STREET FIGHTER 6 ベンチマークツール」の結果
SCORE AVARAGE
FIGHTING GROUND 100 59.28fps
BATTLE HUB 100 86.43fps
WORLD TOUR 100 75.87fps

 「ストリートファイター6」のベンチマークツールにおいて、一番注目すべきはFIGHTING GROUNDの結果だ。試合中のフレームレート上限は60fpsとなっており、LEVEL-M7A6-R77-TEXではほぼ張り付きといっていい結果が出ている。本作においては、4K解像度でも快適にプレイできるといっていいだろう。

 ユービーアイソフトの海賊アクション アドベンチャーゲーム「スカル アンド ボーンズ」のゲーム内ベンチマークも計測。こちらも、4K、WQHD、フルHDに変更しつつ計測。グラフィックス設定は「ウルトラ」とした。

「スカル アンド ボーンズ」の結果

 最低FPSが低い部分が気になりはするが、平均フレームレートはフルHD、WQHDともに60fpsを超えている。フレームレートの推移を見ていると最小フレームレートくらい落ち込む場面はごくわずかだったので、そこまで気にするとこはないかもしれない。実際に少しゲームプレイもしてみたが、急にガクっとなってプレイが滞るといったことは起きなかった。

この性能で20万円以下は高コスパ!
フルHD、WQHDゲームプレイ用マシンに最適!

 LEVEL-M7A6-R77-TEXは、ベンチマーク計測の結果からもわかるように、フルHDやWQHDによるゲームプレイに関しては、多くのタイトルで快適にプレイできる性能を持っていることがわかった。4K解像度でも、タイトルや設定によっても視野に入るパワーは持っている。

 それでいて価格は19万8800円からと、20万円を切っているのはかなりコスパが高いといえる。左サイドパネルがクリアではないので、RGBライティングで映えさせたいのではなく、お手頃価格で純粋に快適にゲームをプレイするためのマシンを探しているという人は、LEVEL-M7A6-R77-TEXを検討してみてはいかがだろうか。

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