ファーウェイ・ジャパンは、「HUAWEI WATCH GT 4」にゴルフナビ機能を追加すると発表した。3月下旬から、無料アップデートにて提供される予定。
健康管理、ワークアウト関連で充実した機能を持つスマートウォッチに
無料アップデートでゴルフ関連機能が追加
HUAWEI WATCH GT 4は、同社スマートウォッチのスタンダードモデル。睡眠モニタリングなどのヘルスケア機能やランニング記録などのワークアウト関連機能が充実しており、通常利用で約14日間(46mmタイプ)というバッテリー駆動時間を備える。オン/オフを問わずに着用できる、洗練されたデザインも特長のひとつだ。
今回のアップデートは、一般ユーザー向けのゴルフナビアプリやゴルフ場向けのカートナビシステムなどのサービスを提供しているテクノクラフトとの協業によるもの。日本全国2200以上のゴルフ場に対応しており、フェアウェイやグリーン、ハザードの位置などの詳細データをHUAWEI WATCH GT 4の画面で確認できるようになる。
ゴルフ場のデータは、あらかじめ自宅などでファーウェイ公式アプリ「HUAWEI Health」(Android/iOSに対応)を利用してダウンロード。コースに出る前に、HUAWEI WATCH GT 4に転送しておくことで、プレイ中はHUAWEI WATCH GT 4単体でゴルフナビ機能を利用できる。
GPSを利用して、グリーンまでの距離を測定したり
プレイ内容のデータ分析の機能も
今回のゴルフナビ機能では、HUAWEI WATCH GT 4の高精度なGPSと高精細なタッチ対応ディスプレーを利用。現在地からグリーンまでの距離がリアルタイムで表示されるほか、画面に表示されるコースマップの任意の点をタッチすれば、現在地からその点までの距離とそこからグリーンまでの距離も確認できる。これにより、たとえばバンカーや池までの距離を測ることで、ショットプランをより戦略的に計画することが可能になるわけだ。
また、各スイングを自動的に検出し、各ショット位置を詳細に記録してくれる。この記録からプレイ軌跡をムービーのように再現することで、自身のプレイの振り返りも可能だ。さらに、記録されたグロス(総スコア)やパター数、ペナルティ数、フェアウェイ数などを基にして、科学的なデータ分析もしてくれる。加えて、他のワークアウトと同様に、プレイ中の歩数や消費カロリー、心拍数の変化なども記録可能だ。
今回のゴルフナビ機能の内容は、他社製のゴルフ専用ウォッチでもすでに提供されているものが多い。ただ、ゴルフ専用ウォッチは安価なもので1万円前後、ハイスペックなものでは10万円以上の製品もある。一方でHUAWEI WATCH GT 4は、スマートウォッチとしての機能はもちろん充実しているところに、既存ユーザーであれば、無料のアップデートで使えるようになるというのは大きい。スマートウォッチの購入を検討中の人にとっても、ゴルフを日常的にプレイするのであれば、HUAWEI WATCH GT 4は有力な選択肢になりそうだ。