三池監督が語る「プロ用カメラとしてのiPhoneの魅力」
3月6日には都内で「iPhoneで撮影 「ミッドナイト」プレミア試写会」が開催され、舞台挨拶のステージには三池監督をはじめ、メインキャストの賀来賢人さん、加藤小夏さん、小澤征悦さんが登壇しました。撮影監督の北信康氏が製作秘話を語るトークセッションも開催されました。
iPhone Proシリーズのカメラは、年々大きな進化を遂げてきました。最新モデルのiPhone 15 ProシリーズはApple ProResコーデックで最大4K/60fpsのLog撮影に初めて対応しました。
Log撮影とは通常の撮影よりも、被写体が持つ色や明るさの情報をより多く記録できるエンコーディング技術です。情報量を豊富に持つ映像をベースに、ポストプロダクション処理(後処理)によってさまざまな情報を加えられることから、Log機能はプロのクリエイターにとって必須といえます。iPhone 15 Proでは、プロにとってまた大きな飛躍を遂げているのです。
本作『ミッドナイト』は、三池監督にとっても初めて全編をiPhoneで撮影した作品です。三池監督はLog撮影に対応するiPhone 15 Proシリーズにより、夜のシーンが続く映像が明るく色鮮やかに撮れたことや、iPhoneのサイズでしか出せないアングルで「手塚治虫先生のパワフルな構図を映像に再現できた」ことについて、会心の笑みを浮かべながら壇上で振り返りました。
iPhone 15 Proには、手持ちでビデオを撮影する際に“手ブレ”を強力に抑える「アクションモード」があります。また特定の被写体にフォーカスを合わせて、ほかの箇所に美しいボケ効果をつける「シネマティックモード」に代表されるクリエイティブな撮影機能もあります。『ミッドナイト』の映像には、これらの機能による効果がさまざまなシーンで活きています。6.7インチのiPhone 15 Pro Maxが搭載する5倍光学ズームもダイナミックなシーンを撮る際に活躍したそうです。