ファーウェイ通信 第212回
スマートウォッチ、スポーツ用センサー、ワイヤレスイヤホンの組み合わせがベスト
「三種のガジェット」を使いこなすと本格派もエンジョイ派もランニングがもっと楽しくなる!
2024年02月27日 11時00分更新
では、実際に3製品の使い方を見ていこう。
ファーウェイ自慢のスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 4」は
ランナーのトレーニングも有用な製品
まずはHUAWEI WATCH GT 4だが、セットアップは簡単。iOS(iPhone)版とAndroid版の両方が用意されている公式アプリ「HUAWEI Health」をスマホにインストールし、スマホのBluetooth機能をオンにして、HUAWEI WATCH GT 4とペアリングするだけ。画面の指示に従っていれば完了するので、それほど難しいことはないはず。
ランニングを始める際には、HUAWEI WATCH GT 4の画面右下(20の位置)にあるアクションボタンを押すと、ワークアウトのメニューが表示される。ここで「屋外ランニング」を選択。GPSが現在地を特定するまで待ったら、画面のボタンをタップして走り出せばいい。本機はGPSを内蔵しているので、ランニング時にスマホも一緒に持って出なくても正確にルートを保存できる。ランニングのトレーニング中、上腕部にバンドでスマホを固定している人も見かけるが、それは不要なのだ。
ランニング中は、画面に心拍数やペース、走行距離、経過時間が表示される。心拍数は「脂肪燃焼」や「有酸素運動」などのゾーンによって色分けして表示されるので、「少し無理しすぎているので、ペースを落とそう」といった具合に、適切なペースを保つのに役立つ。また、リアルタイムの音声案内が1kmごとのペースなどを教えてくれる。この案内は日本語に対応しているので、苦しくなってきた状況でも頭に入ってくる。
終了後は、HUAWEI Healthアプリからデータを確認できる。走行時間や距離、消費カロリー、ケイデンスなどが数値やチャートで表示され、自分がどういう走りをしたのかがわかりやすい。HUAWEI WATCH GT 4は、デュアルバンド5種衛星測位システム(GPS/GLONASS/Galileo/BeiDou/QZSS)を搭載しており、ルート記録が非常に正確。高度も記録されるので、たとえば、アップダウンの多い/少ないコースでの記録の変化なども把握できる。
ランナーのフォームなど、さらに詳しいデータが取れる
「HUAWEI S-TAG」
続いては、HUAWEI S-TAGだが、こちらもセットアップは簡単。HUAWEI Healthアプリからスマホとペアリングできるほか、HUAWEI WATCH GT 4と直接ペアリングも可能。今回は、HUAWEI WATCH GT 4とペアリングして、スマホを持たずに走る方法を選択した。
HUAWEI S-TAGの装着場所は、足部(シューズ)か腰部(ウェア)の2パターン。それぞれに専用の装着用クリップが付属しているので、HUAWEI S-TAG本体を適切なクリップに取り付け、シューズかウェアに装着する。重量は約7.5g(本体のみ)と軽量で、本体サイズも約26×26×10.6mmと小型のため、ランニング中も邪魔になることはない。
ランニング中は、HUAWEI S-TAGの存在を意識する必要はまったくない。何の操作も必要なく、普段通り走るだけでいい。本体はIP68の防水防塵仕様となっており、急な雨はもちろん、汗などで濡れた手で扱っても問題ない。
終了後は、HUAWEI WATCH GT 4と同じく、HUAWEI Healthアプリでデータを確認できる。取得できるデータは装着場所によって異なるが、平均接地時間や平均滞空時間、平均着地衝撃などの専門的なデータを知ることができる。筆者は超初心者ランナーなので、正直なところまだデータを活用できるレベルにはないが、本格的な目標を持っている中級~上級ランナーであれば、フォームの改善やタイムの向上に役立てられるだろう。

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