GoogleやBingの最新情報を反映できる点、独自データの学習機能などを評価
福岡県八女市、生成AIによる業務効率化の実証実験でFIXER「GaiXer」を活用
2024年02月13日 16時45分更新
FIXERと福岡県八女市は2024年2月13日、FIXERが開発/提供するエンタープライズ向け生成AIサービス「GaiXer(ガイザー)」を利用した八女市庁内における業務効率化の取り組みについて、1月23日からGaiXer環境を導入して実証実験を本格的に開始したことを発表した。庁内業務のDXを促進し、効率化によって生まれる余剰時間を市民サービスの向上に充てる。
八女市では、昨年より「ChatGPT」をはじめとする生成AIサービスについて、使用感の検証を実施してきた。昨年12月にはGaiXerの検証も行い、生成結果にGoogleやBingの最新情報を反映できる点、同市が重要と考える独自データの学習機能やプロンプト作成の利便性、そして高いセキュリティなどを評価し、業務効率化も期待できると考え、今年1月からGaiXer環境を有償導入している。
今後は実証実験の第2フェーズとして、GaiXerを活用し、庁内の具体的な業務に関する生成AIの有効性を判断していく。実証実験は今年3月末で完了する予定。
今回の実証実験を通じて、八女市では生成AIの活用に適した庁内業務を見いだし、そこに的を絞ることで費用対効果の向上につなげていく方針。さらに、市庁業務のDX推進を助け、効率化により生まれる工数を市民サービス向上に充てるとしている。