アップルは、昨年6月のWWDC23で発表した「Apple Vision Pro」について、2月2日に米国のApple Storeすべての店舗とオンラインストアで販売開始すると発表した。予約受付は1月19日から。
Apple Vision Proは、空間コンピューティングを実現する新世代のヘッドセットとして注目を集めている製品で(「“空間コンピュータ”を実現する「Apple Vision Pro」発表 これまでのAR/VRデバイスにない革新性」)、アップルがこれまで開発してきたmacOS、iOS、iPadOSの基盤の上に構築されたvisionOSを搭載する。ユーザーの視点、手の操作、音声によって操作可能なインターフェースを持ち、iOS/iPadOS向けに開発されたアプリのほか、新しく開発された空間コンピューティングを体感できるアプリも用意される。
今回発売されるApple Vision Proは、256GBのストレージを持ち、米国での価格は3499ドル(約50万円、税抜)。視力矯正用の「ZEISS Optical Inserts」は99ドル(約1万4500円)、ZEISS Optical Inserts用の処方箋は149ドル(約2万1500円)となっている。
なお、米国以外では2024年後半の販売開始予定と、昨年6月の発表時点で告知されている。